トゥアレグ

デジタル大辞泉プラスの解説

トゥアレグ

イタリア、デルタ社の筆記具の商品名。「インディジナスピープル コレクション」シリーズ。2004年発売。サハラ砂漠西部に居住するトゥアレグ族をイメージ。万年筆とボールペンがある。

トゥアレグ

ドイツのフォルクスワーゲンが2002年から製造、販売している乗用車。5ドアのSUV。四輪駆動車。ポルシェカイエンの姉妹車。2011年にハイブリッドエンジンを搭載するモデルも登場。

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百科事典マイペディアの解説

トゥアレグ

西アフリカのサハラ砂漠とその南縁サヘルに住むベルベル系の人びとで,遊牧し,交易を行っていたが,最近では農耕民として定住・半定住する傾向もみられる。人口は約50万人といわれる。長身で気位高く好戦的で男子は覆面をする風習がある。貴族,平民および黒人奴隷の身分階層がみられたが,近年ではこれも崩れてきている。言語はタマシェク語。植民地分割の結果,トゥアレグのおもな居住地は国境で隔てられ,1970年代から1980年代にはサハラの干ばつで被害を受けた。こうしたなか,1990年以降,ニジェールマリで自治を求めるトゥアレグのゲリラ戦が展開され,多くの難民を生んでいる(トゥアレグ問題)。
→関連項目サハラ砂漠トンブクトゥニジェールフェッザーンマリ(国)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トゥアレグ
とぅあれぐ
Tuareg

アルジェリア、リビア、ニジェール、マリの4国にまたがるサハラ砂漠の遊牧民。人口100~150万。コーカソイド系ベルベル人に属す。15世紀には西アフリカのポルトガル人と交易し、奴隷、象牙(ぞうげ)、黄金、毛皮などを地中海地方と中東にもたらすサハラ横断の隊商を掌握していた。19世紀にはヨーロッパ人の植民地勢力と戦ったが、1902年にフランスに敗れてその支配下に入った。ラクダ、ヤギ、ヒツジ(南部ではウシも)を飼う。現在でもラクダの隊商を組み、家畜や岩塩を売って茶、砂糖、衣料などを手に入れる。両親と未婚の子供が一つのテントで暮らし、親族や友人関係にある何家族かでキャンプをつくって暮らす。トゥアレグはイスラム教徒であるが一夫一婦制を守っている。アラブ人とは対照的に、トゥアレグは男がベールをつけ、女は顔を覆わない。社会組織については、貴族、臣下、宗教者の三つの階級と鍛冶(かじ)屋と奴隷の二つの「カースト」が存在するのが特徴的である。トゥアレグはすべて、タマシェクあるいはタマハクとよばれるベルベル系の言語を話しているが、ティフィナクという古代フェニキア文字の系統を引く文字をも伝えている。[加藤 泰]

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