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トケイソウ

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百科事典マイペディアの解説

トケイソウ

ブラジル原産のトケイソウ科の多年生のつる草。葉は掌状に5深裂。花は白色まれに淡紅色で平開し,萼片(がくへん),花弁ともに5枚。中ほどが白く先端と基部が紫色の糸状の副冠が多数並び,花の中央に下部が1本になった5本のおしべがあり,その上に花柱が3本あるめしべがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トケイソウ
とけいそう / 時計草
blue passionflower
[学]Passiflora caerulea L.

トケイソウ科の常緑つる草。葉は掌状に5裂する。夏から秋、径7~8センチメートルの花を開く。花弁と萼片(がくへん)は淡紅色を帯び、副花冠は紫色が蛇の目状に入る。糸状の副花冠と花弁と萼片を時計の文字盤に見立てて名がついた。ブラジル、アルゼンチン原産で、1723年(享保8)にオランダから渡来したといわれる。耐寒性が強く、関東地方以西では露地で越冬する。他種との交雑も可能である。
 トケイソウを含め、トケイソウ属は熱帯アメリカを中心に、アジア、オーストラリアなどに約400種分布する。トケイソウのほか、次の各種がよく栽培される。ベニバナトケイソウP. coccinea Aubl.は葉は長楕円(ちょうだえん)形で縁(へり)に粗い鋸歯(きょし)がある。茎上部の葉腋(ようえき)に径約10センチメートルの朱赤色花を開く。冬から春によく開花し、行灯(あんどん)仕立てがよい。ホザキノトケイソウP. racemosa Brot.はブラジル原産で、古い茎は木質化する。長い花茎を垂れ下げ、基部から径8~10センチメートルの赤色花を1、2個ずつ次々と開く。一年中花をつけるが、完全に開かないままのことが多い。ビティフォーリアP. vitifolia HBK.はベネズエラ、ペルー原産で、大輪の赤色花を開く。モリシマP. mollissima Baileyはベネズエラ、ボリビア原産で、径6~7センチメートルの桃色花を開き、バナナ状の果実をつける。夏の暑さに弱く、栽培はむずかしい。パッション・フルーツの名で知られるクダモノトケイソウP. edulis Simsや、同様に食用種のオオナガミクダモノトケイソウP. quadrangularis L.も花が美しく、観賞用として栽培できる。全種とも繁殖は挿芽による。[高林成年]

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