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トヤマエビ Pandalus hypsinotus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トヤマエビ
Pandalus hypsinotus

軟甲綱十脚目タラバエビ科。体長 20cm。額角上縁に 20棘,下縁に 8~10棘ある。体は淡褐色で,腹部の各節には赤褐色の横縞がある。雄性先熟の性転換をし,孵化後 2年目に雄,3年目の春には雌になり,その年の 5月頃産卵し,10~11ヵ月間抱卵する。寿命は満 4年。日本海から北海道にかけての水深 100~200mに分布する水産業上の重要種。富山湾から多量に漁獲されるのでその名がある。北海道西部,北部海域にも少なくない。ボタンエビと呼ばれているが本州太平洋岸で漁獲されるボタンエビとは別種。(→甲殻類十脚類節足動物軟甲類

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百科事典マイペディアの解説

トヤマエビ

ボタンエビ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トヤマエビ
とやまえび / 富山蝦
coonstripe shrimp
[学]Pandalus hypsinotus

節足動物門甲殻綱十脚(じっきゃく)目タラバエビ科に属するエビ。食用エビで、富山湾で多量に漁獲されるためにこの名がある。寒海性で、日本海全域からベーリング海の水深100~350メートルにかけて分布し、各地で漁獲される。体長20センチメートルに達し、淡紅色で、頭胸部と腹部に濃色の横縞(よこじま)がある。額角(がっかく)は頭胸甲の約1.5倍で、上縁の後半部から頭胸甲上に17~20本、下縁は全長にわたって8~10本の棘(とげ)が並んでいる。タラバエビ類の共通の特徴として雄性先熟の性転換を行うが、2年目に10センチメートル内外で雄として成熟し、3年目の春には12~13センチメートルで雌になる。寿命は4、5年と推定される。[武田正倫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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