トレーシングペーパー(英語表記)tracing paper

翻訳|tracing paper

デジタル大辞泉 「トレーシングペーパー」の意味・読み・例文・類語

トレーシング‐ペーパー(tracing paper)

原図透写したり、複写用原稿用紙などに用いたりする薄い半透明の紙。透写紙トレペ

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精選版 日本国語大辞典 「トレーシングペーパー」の意味・読み・例文・類語

トレーシング‐ペーパー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] tracing paper ) 製図などの際に原図にあてて透写したり、複写機にかけて複写をとったりするのに用いる、薄い半透明の紙。透写紙。トレース紙。〔改訂増補や、此は便利だ(1918)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「トレーシングペーパー」の意味・わかりやすい解説

トレーシングペーパー
tracing paper

図形などをなぞって複写するために使用される,高い透明性をもった紙。一般の紙が不透明であるのは,細いパルプ繊維どうしの間に空隙があり,そこで光が屈折,反射されるからである。トレーシングペーパーは,パルプを長時間叩解こうかい)し液体に近い状態にして作るので,繊維間に空隙がなく光が透過できる。さらに,通常の紙は不透明性を上げるために塡料を加えるが,トレーシングペーパーには加えない。紙層構造は密である。
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百科事典マイペディア 「トレーシングペーパー」の意味・わかりやすい解説

トレーシングペーパー

さらし化学パルプを長時間叩解(こうかい)し,極度に粘性化して作った半透明の紙。原図の透写などに使う。靭皮(じんぴ)繊維を原料とし,手すきしたものもある。

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