イタリアの陸軍少将で熱烈な戦略爆撃論者。イタリアのカゼルタに生まれる。第1次世界大戦に師団参謀長として参加,その経験から戦争空間が陸・海から空中に拡張されたことに着目,将来戦の帰趨を決するものは空軍であるという空軍万能論を提唱した。すなわち,最も機動性に富む兵器としての航空機で敵の政経中枢を徹底的に爆撃して国民の士気を破砕し,また敵航空基地の急襲と航空機工場の破壊によりその航空活動を封殺する。これこそ戦勝の決定的要因で,空中を制せられた陸海軍はほとんど無力となるので,この間,専守防衛に徹すれば足りる,とする。この戦略爆撃絶対論は多大の反響を呼ぶと同時に各国の空軍用兵思想に大きな影響を与えた。
執筆者:小林 康男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
フランス北部、ノール県にある都市。人口4万2796(1999)。リールの南36キロメートル、スカルプ川に沿う。北フランス炭田の中心地であったが、石炭業の衰退に伴って自動車、印刷工業が産業の中心となった。1562年フェリペ2世の支配下に建てられた大学が1887年リールに移されるまでは、重要な学園都市であった。ゴシック式の塔(14~15世紀)をはじめ歴史的建造物が残る。控訴院の所在地。
[高橋伸夫]
…第1次大戦における航空機の活躍に関心をもったイギリスは,資源と予算の効率的使用をも考慮して,18年4月,第3の軍種として空軍を独立させ,敵領土攻撃のための爆撃機と国土防衛のための戦闘機の整備を推進した。1920年代イタリアのG.ドゥエやアメリカのW.ミッチェルなどが,大型爆撃機で敵の軍事,工業,政治の中心を反復爆撃することにより軍需生産を崩壊させ,国民の抗戦意志を挫折させることが可能であり,航空戦力が戦争の勝敗を決定するという空軍万能論を展開した。第1次大戦以来の作戦教訓,航空兵器の進歩は空軍万能論と相まち,従来の陸・海軍支援(協同)作戦とともに独立して行う戦略航空作戦思想を定着させ,逐次イタリア,カナダ,ドイツ(1935年再軍備時)などが空軍を独立させた。…
※「ドゥエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新