ドリフト(英語表記)drift

翻訳|drift

デジタル大辞泉の解説

ドリフト(drift)

[名](スル)
漂うこと。流されること。漂流。
自動車のコーナリング技術の一。コーナーでハンドルを切るとともにアクセルを踏み、後輪を滑らせて回る方法。
物質内の粒子がブラウン運動をしながら外力作用されて移動する現象
磁場内で、荷電粒子の描く円軌道の中心が、磁場の変化や外力の作用によって磁束線に垂直に移動する現象。
測定器で、測定対象や条件を固定しても、時間とともに示される値がしだいにずれること。また、その値。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ドリフト

300メートルほどのコースを、タイヤを滑らせながら走る競技。基本的に2台で走り、車の速度や、進行方向に対する車の角度などを採点する。ドリフトは、山道を走るラリーなどで後輪を滑らせながらカーブを曲がる技術として知られている。日本では、レース場などでドリフトの美しさを比べる競技として発展した。日本では2001年、「D1グランプリ」がスタート。主催するD1コーポレーションによると、いまでは約40カ国で大会が開かれているという。

(2014-10-08 朝日新聞 夕刊 1総合)

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岩石学辞典の解説

ドリフト

もとは巨礫や未固結の堆積物に対してdiluviumの代わりに用いられたで,マーチソンはノアの洪水に伴われたものに限定して考えた[Murchison : 1839].この語は氷山によって物質が浮んで運ばれたと信じたことによる.現在では,すべての岩石物質が氷河作用の結果堆積したものを含む語で,氷による堆積と融けた水による堆積の両方を含んでいる.成層していない場合はdriftはtillと同義[Flint : 1971].

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パラグライダー用語辞典の解説

ドリフト

1 計器のドリフト アルチ・バリオメーターをONにすると、まもなく音と表示が現われ正常な動作状態となる。しかしONした直後から数分を経ると、一度合わせたはずの高度の表示がずれていたり、少しの風の変化でピーピーとうるさかったバリオが安定して鳴り止んだりする。これはバリオの動作点がドリフトしている事からくるもので、少なくともフライトの5分前くらいから計器はONして安定してからフライトにのぞみたい。2 サーマルのドリフト サーマルを捉え、センタリングをしていると風に流され風下に流されていく。ところが、ある高度までいくとサーマルから外れてしまうことがある。その原因のひとつにサーマルのドリフトがある。地上風と上空の風の方向が違うことはよくあり、地上風に流されていたサーマルが上空の風に達した時、方向を変えるのである。サーマルを外さない対策として  1 センタリングのバンク角をなるべく一定にしていることで、ドリフトしたサーマルに自然についていく。  2 上空に雲がある場合、地上に写った雲の影の移動方向から上空の風向きを察知する。  3 GPSを使いドリフトの存在とその方向を早めに察知する。GPS連動で、その空域の風向きを確認できる多機能のバリオメーターもあるので積極的に使いたい。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドリフト【drift】

電子回路で温度変化などによるゆるやかな動作点の変動をドリフトという。直流増幅器では信号分とドリフトを区別できないため,ドリフトで最小入力信号レベルが制限される。半導体素子はすべてキャリアの熱励起作用を利用しているため,温度による特性変化を避けることができない。しかし,近年差動増幅器の利用,IC化による素子の平衡度の改善などにより,数μV/℃のドリフトにおさえることが可能となった。【柳沢 健】

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大辞林 第三版の解説

ドリフト【drift】

漂流すること。
レーシングカーなどで、後輪を横すべりさせてカーブを曲がること。
多くの粒子がでたらめな運動をしながら、外力の作用を受けて移動する現象。電気伝導・熱伝導など。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ドリフト

〘名〙 (drift)
① 漂うこと。押し流されること。漂流。
② 自動車のコーナリングの一技法。レーシング‐カーなどで、アクセルを踏み込み、後輪を滑らせてカーブを回るもの。
※汚れた英雄 野望篇(1967)〈大藪春彦〉トレーニング「ドリフトする車のハンドルを小刻みに振りながら」

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世界大百科事典内のドリフトの言及

【坑道】より

…排水用のパイプや動力のケーブルなど,必要なものはすべて,これらの斜坑を通って行く。
[横坑adit(drift,gallery)]
 横坑はほぼ水平に入る坑道であるが,山腹から横坑で鉱床を開発する例は多い。山頂部の露頭から開発した鉱床が下部へ下るのを追って,つぎつぎと横坑を開削して採掘を継続する。…

※「ドリフト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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