と表される。このとき x も y に反比例するので,x とy は互いに反比例の関係にあるということもある。y がx に反比例するとき,x とy の積は一定の値をとる。このとき y を x の関数とみなすと,関数のグラフは直角双曲線で表され,x軸と y軸が双曲線の漸近線である。反比例の関係の例としては,面積が一定の長方形の縦の辺の長さと横の辺の長さ,温度が一定のときの気体の体積と圧力(→ボイルの法則)などがあげられる。定数 k を用いて,
と表されるとき,y は x の n乗に反比例するという。質量が一定の二つの物体間に働く重力は,物体間の距離の 2乗に反比例する(→万有引力)。
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変化する二つの数(または量)x,yと,0でない一定の数(または量)kがあって,xy=kとなるとき,xとyとは反比例,あるいは逆比例するという。このとき,xが2倍,3倍,……になれば,それに対応するyは1/2倍,1/3倍,……になる。例えば,面積一定な長方形の縦と横の長さは反比例する。xとyとが反比例するとき,このx,yのグラフは,x軸,y軸を漸近線とする直角双曲線となる。
執筆者:西村 純一
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→比例
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...