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ドロノキ

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百科事典マイペディアの解説

ドロノキ

ドロヤナギ,デロとも。ヤナギ科の落葉高木。北海道,本州中北部の深山の渓谷などにはえ,樺太,カムチャツカにも分布する。樹皮は暗灰色。葉は卵形で裏面は白く,縁には鈍鋸歯(きょし)がある。
→関連項目ポプラ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドロノキ
どろのき / 泥木
[学]Populus maximowiczii A. Henry

ヤナギ科の落葉高木。デロ(泥)、ドロヤナギ(泥柳)ともいう。冬芽は披針(ひしん)形で樹脂を分泌し、粘る。側芽の鱗片(りんぺん)は数枚で縦に背腹の2列に互生し、頂芽ではやや多数で螺旋(らせん)状に配列する。葉はやや厚く、楕円(だえん)形から広卵形で長さ6~10センチメートル、先端は短くとがり、基部は丸いか浅い心臓形となる。表面は濃緑色、裏面はやや光沢のある白色を帯び、脈上に細毛がある。葉柄は丸くて細毛があり、長さ1~4センチメートル。雌雄異株。春、葉を出す前に、長さ5~10センチメートルの花穂を出し、垂れ下がる。果穂では20センチメートルに達する。雄しべは20~40本。花柱は短く、柱頭は2~4裂し、ほとんど柄はない。包葉は細裂し、基部に杯状の蜜腺(みつせん)がある。中部地方以北の本州、北海道の山地の河岸に生え、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー、アムールなどに分布する。名は、材が泥のように柔らかいことによる。材は包装箱や細工物をつくるのに用い、マッチの軸木の材料ともする。[菅谷貞男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のドロノキの言及

【シラキ(白木)】より

…和名のもととなった白い材は,細工物や薪炭材とする。材が白いのでシラキと呼ばれる樹木には,ドロノキ,アカメガシワコシアブラミズキなどがある。【森田 竜義】。…

【ポプラ】より

…旧約聖書《詩篇》にバビロン河畔の柳とされるコトカケヤナギP.euphratica Oliv.やウラジロハコヤナギ,セイヨウハコヤナギなどである。一方日本では,北海道アイヌの人たちにとってドロノキもチョウセンヤマナラシも,発火棒に使って火を起こせないヤイニ(ただの木の意)にすぎなかった。ポプラ類の材は白くて軟らかく,昔は小箱や木靴ていどの用途しかなかったのであるが,マッチ工業が起こり最適の軸木材として認められると,一躍世界中で重視されるようになった。…

※「ドロノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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