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ドーマク ドーマク Gerhard Domagk

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デジタル大辞泉の解説

ドーマク(Gerhard Domagk)

[1895~1964]ドイツ生化学者。アゾ化合物の薬理を研究し、1932年に溶連菌に効力のある赤色プロントジルを発見、サルファ剤などの化学療法の基礎を築いた。1939年、ノーベル生理学医学賞受賞が決定したがナチス政府により辞退させられ、1947年受賞。

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百科事典マイペディアの解説

ドーマク

ドイツの医学者。キール大学卒。IGファルベンの細菌学研究所長。スルホンアミド化合物プロントジル化学療法剤として有効なことを発見,1932年その合成に成功。一連のスルホンアミド剤サルファ剤)利用の端緒を開いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドーマク【Gerhard Domagk】

1895‐1964
ドイツの細菌病理学者,薬学者。ブランデンブルクに生まれ,キール大学で医学を学んだが,第1次大戦により従軍,終戦とともに復学して,1921年に卒業した。その後,グリースバルト大学講師(1924),ミュンスター研究所病理学・病理解剖学教授(1928)を経て,バイエル染料会社の実験病理・細菌学研究所長となった。この間,殺菌作用を有する染料の研究に従事し,35年,同研究所で開発されたスルファニルアミドクリソイジン(商品名プロントジルProntosil)が連鎖球菌に対して有効であることを発見し,サルファ剤全盛のきっかけとなった。

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大辞林 第三版の解説

ドーマク【Gerhard Domagk】

1895~1964) ドイツの生化学者。1932年に溶血性連鎖球菌に有効なプロントジルを発見、サルファ剤開発の端緒を開き、化学療法に一大進歩をもたらした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドーマク
どーまく
Gerhard Domagk
(1895―1964)

ドイツの生化学者。キール大学で医学を学ぶ途中で第一次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し、衛生兵として従軍する。その際、ガス壊疽(えそ)のような重い感染症の兵士に対し、なんらなす術(すべ)のない状態に深く心を動かされた。1918年に復学し、1921年卒業。1927年イー・ゲー・ファルベンの研究所に招かれ、当時新しい染料を求めて盛んに合成されつつあった多くのアゾ化合物の薬理学的効果を研究した。1932年ドーマクは、1908年にゲルモPaul Gelmo(1879―1961)により合成されていたp‐アミノベンゼンスルホニルアミド(赤色プロントジル)が、ブドウ球菌および溶血性連鎖球菌の感染を阻止することをみいだした。この物質の著しい効果は、ちょうど連鎖球菌の感染症で重態となった彼の娘によってまず確かめられた。これは細菌性の病気に対する化学療法の輝かしい第一歩であり、引き続いて抗菌性の化学物質の研究が世界各地で始まった。その際、効力のあるのはサルファニル・アミドの部分であることがみいだされ、数千のサルファ剤が合成され、試験されるようになった。この業績により1939年ノーベル医学生理学賞に推されたが国策により辞退し、1947年に受賞。結核と癌(がん)の化学療法剤の研究にも取り組んだ。[石館三枝子]

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世界大百科事典内のドーマクの言及

【化学療法】より

…こうした方法によって,原虫や梅毒トレポネマに対する化学療法はその後も発展した。しかし細菌に対する有効物質は,ドイツのG.ドーマクがスルファニルアミドクリソイジン(商品名プロントジル)を用いて溶血性連鎖球菌によるマウスの敗血症の治療に成功する(1935)までは得られなかった。まもなく,このプロントジルの有効成分は体内で分解されて生ずるスルファニルアミドであることがわかり,以後今日まで,その誘導体は数千種以上も合成され,そのうちサルファ剤の総称で各種細菌性疾患の治療に用いられてきたものも多数に及ぶ。…

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