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ナフトキノン naphthoquinone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナフトキノン
naphthoquinone

通常は 1.4-ナフトキノンをさすが,このほかに 1.2-ナフトキノンもある。化学式 C10H6O2 。 (1) 1.4-ナフトキノン 黄色の結晶で,融点 126℃。 100℃以下で昇華する。 (2) 1.2-ナフトキノン 黄金色の結晶。分解点 145~147℃。いずれのナフトキノンも皮膚に対して刺激性がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナフトキノン
なふときのん
naphthoquinone

ナフタレン環骨格をもつキノン。3種の異性体がある。いずれもキノン特有の色をもっている結晶である。1,4-ナフトキノンの誘導体は動物色素として天然に分布している。単にナフトキノンというと1,4-ナフトキノンをさす。ナフトキノン系染料やビタミンKも1,4-ナフトキノンの骨格をもっている。1,2-ナフトキノンは赤色の結晶で有毒である。ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれている。2,6-ナフトキノンは不安定で、溶液中ではすぐに分解する()。[廣田 穰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のナフトキノンの言及

【キノン】より

…キノン類は,フェノール類,キノール類,芳香族アミン類の酸化によって容易に合成できる。代表的なものは,ベンゾキノン,ナフトキノン,フェナントレンキノン,アントラキノンなどであり,オルト位置,パラ位置が置換されたものをそれぞれオルトキノン(o‐キノン),パラキノン(p‐キノン)という。メタキノン(m‐キノン)は存在しない。…

※「ナフトキノン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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