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ニップール ニップール Nippur

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニップール
ニップール
Nippur

バビロニア古代都市バビロン南東約 160km,ユーフラテス川チグリス川の両河川の中間の平原に発達した都市。現イラクのヌッファル。発掘により,前 4000年頃ウバイドの民が創設した,メソポタミア文明において最も古い都市の一つであることがわかった。

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デジタル大辞泉の解説

ニップール(Nippur)

西アジア、メソポタミアにあった古代都市。現在のイラク南部、バグダッドの南東約160キロメートルの町ヌファルに位置する。シュメール人の最高神エンリルを祭る宗教都市として発展した。19世紀半ばに発掘調査が始まり、神殿やジッグラトなどが見つかっている。

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百科事典マイペディアの解説

ニップール

イラク南部にある古代バビロニアの都市遺跡。シュメールアッカド時代に神々の王エンリルの聖地として重要な地位を占めた。19世紀末以来米国の学者によって調査され,エンリルの神殿やジッグラトイナンナ女神の神殿などが発掘されている。
→関連項目エリドゥ粘土板文書

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世界大百科事典 第2版の解説

ニップール【Nippur】

メソポタミア南部の古代都市。現在名ヌファルNuffar。1889年より1900年までアメリカペンシルベニア大学のJ.ピーターズらにより発掘された。第2次世界大戦後はシカゴ大学東洋学研究所とペンシルベニア大学の共同発掘,アメリカ東洋学研究学会の発掘を経て,1962年以後シカゴ大学隊により発掘が継続されている。古代シュメール地方の北部に位置し,前4千年紀後半のウルク期にはすでに都市的規模にまで発展していたらしい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニップール
にっぷーる
Nippur

イラク南部、ディワニヤの北東約30キロメートルにある都市遺跡。現在名はヌファル。19世紀末にアメリカのH・ヒルプレヒトらによる最初の調査が行われて以来、今日まで数回の調査が行われている。シュメールの最高神エンリルを祀(まつ)る宗教的中心都市として発達した。ウルク期からパルティア時代まで(前3500ころ~後226)の遺構が確認されているが、とくに初期王朝期からウル第三王朝期(前2060ころ~前1950ころ)のエンリル神殿とジッグラトの存在する神域(エクル)は広大な面積を占める。このほかに初期王朝期にはイナンナ神殿、北神殿なども建立されており、都市の宗教的性格を裏づけているが、その歴史を通じて政治的中心となることはなかった。またタブレットの丘からは多数の粘土板のほか、住居址(し)なども発見されている。[山崎やよい]

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世界大百科事典内のニップールの言及

【エンリル】より

…元来シュメールの大気・嵐の神。その聖都ニップールがシュメール都市同盟の祭儀の中心となるに及んで,シュメールとアッカドの神々の王とみなされるようになった。シュメールには王権は都市から都市へ移行するという考え方があったが,天上の王権も同様に考えられた。…

【メソポタミア】より

…ただし南部ウバイド文化の故地は明らかではない。
[シュメール・アッカド時代]
 前4千年紀中葉のウルク期には,シュメール北部にも多くの村落遺跡が見いだされ,ウルク期前半にすでにニップール,アダブなどがほぼ都市的規模の面積に達していた。後期には南部のウルクが大発展を遂げ,巨大な神殿などが相次いで成立し,ウルク最末期には最古のシュメール語粘土書板も現れている。…

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