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ニューカッスル病 ニューカッスルびょうNewcastle disease

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニューカッスル病
ニューカッスルびょう
Newcastle disease

家禽のウイルス性伝染病。気管支炎,肺炎,下痢などの症状を示す。イギリスニューカッスル地方で流行,記載されたので,この名がある。家畜法定伝染病なので,病気発生の場合,飼い主は届け出義務のほか,規定された処置をすみやかに行なわなければならない。

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百科事典マイペディアの解説

ニューカッスル病【ニューカッスルびょう】

ニワトリ,アヒル,シチメンチョウ,ウズラの法定伝染病の一つ。ウイルスにより起こり,おもに接触感染,飛沫感染する。呼吸器と神経系統を冒され,死亡率は高い。本病発生後,病鶏および同一構内のニワトリ,卵,飼育器具などはすべて焼却される。
→関連項目ウイルス病家畜法定伝染病

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大辞林 第三版の解説

ニューカッスルびょう【ニューカッスル病】

〔イギリスのニューカッスル地方で流行したことから〕
鶏の感染症の一。ウイルスによって感染し、高熱・緑色下痢を伴い、呼吸器や神経が冒されて死亡率が高い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニューカッスル病
にゅーかっするびょう

ウイルスに起因する急性伝染性疾患で、おもに鳥類がかかる。家畜法定伝染病に指定され、ニワトリ、アヒル、シチメンチョウ、ウズラ、キジなどが高い感受性を有する。まれに人間にも感染し、結膜炎などを起こすことがある。養鶏業界ではもっとも恐れられている伝染病で、発生時には、家畜伝染病予防法に基づき、殺処分するものとして指定されている。
 日本では、1954年(昭和29)、1965~67年に病原性の強い大流行があった。潜伏期は2~3日と短く、発病すると鶏体から多量のウイルスが排出される。感染すると沈うつ、開口呼吸となり、食欲を失い、緑色の下痢便をする。体温は43℃ぐらいまで上昇する。顔面が腫(は)れ上がることもある。眠るような状態に陥って死亡する。軽症では、沈うつ、呼吸困難、下痢を呈するが軽く、死亡することはない。予防法としてはワクチン接種を厳守することで、数年間発生がないからといって、これを怠ると大発生に至ることがある。治療法はない。なおニューカッスル病の名は、1926年にインドネシアと並んで本病が流行したイギリスのニューカッスル・アポン・タインにちなむ。[本好茂一]

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