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ヌスビトハギ

3件 の用語解説(ヌスビトハギの意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

ヌスビトハギ

日本全土のやや日陰のやぶや草原にはえるマメ科の多年草。葉は長さ4〜8cmの卵形の小葉3枚からなり,茎全体につく。夏〜秋,枝先に長い総状花序を出し,長さ3〜4mmで淡紅色の蝶(ちょう)形花をまばらにつける。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヌスビトハギ【Desmodium podocarpum DC.ssp.oxyphyllum (DC.) Ohashi】

マメ科の植物で,秋の山野で衣類にくっつく果実をもつ植物の代表的な一つである(イラスト)。日当りのよい草地,やぶや林のへり,道端などで,平地から低山地までみられる多年草。茎は直立して高さ30~120cm,基部は木質。葉は3小葉をもち,頂小葉はひし状楕円形または卵形。花期は7~9月,花穂に集まって咲く。花は蝶形で紅紫色,長さ3~5mm。果実は扁平,2個の種子を入れ,基部に柄がある。果皮は種子と種子の間で深くくびれて節となり,表面にはかぎ形の固い毛があって,ふれると節ごとに切れて1個の種子を含む部分に分離して,衣類にくっつく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヌスビトハギ
ぬすびとはぎ / 盗人萩
[学]Desmodium podocarpum DC. subsp. oxyphyllum (DC.) Ohashi

マメ科の多年草。茎は高さ0.3~1.2メートルで、まばらに葉をつけ、基部はやや木質となる。葉は三小葉からなり、頂小葉は菱(ひし)状卵形で長さ5~8センチメートル、先は鈍くとがる。7~9月、茎頂と上部の葉腋(ようえき)に総状花序を出し、淡紅紫色の小さな蝶形(ちょうけい)花を多数つける。豆果は普通は2個の小節果よりなり、節は深くくびれる。小節果は半月形で、長さ、幅とも5~7ミリメートル、表面にある鉤(かぎ)毛で衣服などに付着する。日本各地の山野に生え、朝鮮半島、中国、ミャンマー(ビルマ)、ヒマラヤに分布する。名は「盗人の足萩(はぎ)」の意味で、その小節果の形を、足をそばだてて歩く泥棒の足跡に見立てたものである。[立石庸一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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