ノネズミ(英語表記)field mouse

翻訳|field mouse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノネズミ
field mouse

齧歯目ネズミ上科のうち,人家性のイエネズミを除く多くの野生のネズミの総称。キヌゲネズミ科,ネズミ科の多くの種を含み,畑地森林などに広く分布する。農作物,森林などに大害を与えるものも少なくない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ノネズミ
のねずみ / 野鼠
field mousemeadow vole

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ネズミ上科に属する動物のうち森林や原野に生息するネズミ類の総称。イエネズミ(家鼠。ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種)に対する語。日本のノネズミには、アカネズミ、ヒメネズミ、カヤネズミ、エゾヤチネズミ、ヤチネズミ、ハタネズミ、スミスネズミなどが含まれる。北海道ではエゾヤチネズミ、本州ではハタネズミが、とくに植林地で大発生し被害が大きい。これらには、キツネ、テン、イタチ、フクロウ、ノスリ、ヘビ類などが天敵として重要である。しかし、ヘリコプターによる殺鼠剤(さっそざい)の散布は、広範囲に影響を及ぼすので好ましくない。食害のほか、ハタネズミやアカネズミなどは、つつが虫病や黄疸(おうだん)出血性レプトスピラ病(ワイル病)などの媒介者にもなっている。[宮尾嶽雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例