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ハゲイトウ Joseph’s‐coat

世界大百科事典 第2版の解説

ハゲイトウ【Joseph’s‐coat】

夏の終りから秋にかけて,葉が美しく着色する熱帯アジア原産のヒユ科の一年草(イラスト)。食用にされるヒユから観賞植物として選抜育成された。茎は太く直立して1~2mになり,多数の葉をつけるが,花芽分化と同時に枝先の葉が着色する。着色期には,黄色,鮮紅色,淡紅色,紫紅色などの色彩があらわれる。花は小さく,葉腋(ようえき)に多数群がって球状につく。変種ヤナギバハゲイトウ(別名ホソバハゲイトウ)var.salicifolius Hort.は高さ約1m,葉は細長く波打って垂れ,葉色は暗赤紫色。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハゲイトウ
はげいとう / 葉鶏頭
[学]Amaranthus tricolor L.

ヒユ科の春播(ま)き一年草。インド、熱帯アジア原産。茎は直立し、高さ1~1.5メートル。葉は細長い披針(ひしん)形で、初めは緑色または褐色であるが、8月ころから頂部の葉が美しく色づく。ガンが飛来するころ葉が色づくとして、ガンライコウ(雁来紅)の名がある。花はごく小さく、葉腋(ようえき)に球状に群生する。一般には属名のアマランサスの名でよばれ、観葉植物として次の各種がよく栽培される。ヤナギバケイトウ(柳葉鶏頭)、ニシキバケイトウ(錦葉鶏頭)は葉が細く、赤桃色に色づく。アーリースプレンダーは下部の葉は褐色、上部の葉は鮮紅色となる。また、トリカラーパーフェクタは上部の葉は鮮紅色と黄色の複色となり、下部の葉は緑色である。
 耐寒性はないが生育は旺盛(おうせい)で、栽培は容易である。土質は選ばず、日当りのよい所でよく育つ。5月ころ直播(じかま)きする。移植は好まないが、移植する場合は本葉が5~7枚のころ行う。葉の発色を早めるには根切りをするとよい。また、約20センチメートル間隔で密植すると生育が抑制されて草丈が低くなり、発色も早まる。[金子勝巳]

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世界大百科事典内のハゲイトウの言及

【ヒユ】より

…【矢原 徹一】。。…

【ヒユ】より

…若い植物体は熱帯域で広く野菜として食用にされる。ハゲイトウはこれから育成された,花序がすべて腋生となる栽培の系統で,葉形や葉の色彩にはいろいろな変異型がある。葉を観賞するために頂生花序の退化した系統が選抜されたものと思われる。…

※「ハゲイトウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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