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ハジラミ

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百科事典マイペディアの解説

ハジラミ

ハジラミ目(食毛目)に属する昆虫の総称。微小種ばかりで,体長5mmを超す種類は少ない。扁平,薄茶色で,無翅。主として鳥類,一部は哺乳(ほにゅう)動物に寄生し,羽毛,毛,または皮膚の脱落片などを食べるが,直接吸血することはない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハジラミ
はじらみ / 羽蝨
bird lousebiting louse

昆虫綱ハジラミMallophagaに属する昆虫の総称。食毛類(食毛目)ともいう。鳥類や一部の哺乳(ほにゅう)類の外部寄生虫で、羽毛や毛につく微小なシラミのような昆虫。扁平(へんぺい)、無翅(むし)で、体長は数ミリメートルのものが多いが、なかには7、8ミリメートルのものもいる。全体にシロアリを押しつぶしたような形態である。色は淡褐色ないし濃褐色。頭部は大きく、三角形または台形で、後頭部はとくに幅広い。触角は退化し短く、3~5節。口器はかむ型で、羽毛などをかじるが、吸血する種もある。目は退化している。胸部は2節が認められ、前胸は明らかであるが、中・後胸は癒合し、節の境界線の残存しているものもある。脚(あし)は短く、つめは0~2本。脚の先は羽毛や毛をつかむのに適した形になっている。体表には後方を向いた長毛が配列し、羽毛の間をくぐりやすくしている。卵は寄主の体毛に産み付けられ、幼虫にはほとんど変態が認められない。系統的にはチャタテムシ目と近縁である。
 世界に10科2700種ほどが知られ、このうちの約10%が日本からも発見される。ニワトリハジラミMenopon gallinaeはニワトリに、ハトナガハジラミColumbicola columbaeはハトに、ゾウハジラミHaematomyzus elephantisはアジアゾウやアフリカゾウに、というようにそれぞれ寄生する。例外もあるが、一般におのおのの鳥の種には固有のハジラミのつくことが知られている。[山崎柄根]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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