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ハタザオ(旗竿) ハタザオArabis glabra; tower mustard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハタザオ(旗竿)
ハタザオ
Arabis glabra; tower mustard

アブラナ科の越年草北半球温帯から暖帯にかけて,広く分布する。日本各地の山野の日当りのよいところや海岸の砂地に生える。主根は白色で細長く,地中にまっすぐに入る。茎は1本だけが竿のように直立し,下部だけに毛が生え,通常分枝しない。根出葉倒披針形でロゼット状に広がり,下部の茎葉とともに両面とも叉状毛と星状毛をもつ。上部の茎葉は披針形で無毛,基部は鏃 (やじり) 形となり茎を抱く。初夏,茎頂に細長い総状花序をなして,帯黄白色で小型の十字花を多数つける。果実は長さ4~5cmもある細長い長角果で,熟すると果皮が2つに裂け,種子を放出する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハタザオ【ハタザオ(旗竿) Arabis glabra (L.) Benth.】

山ろくや海岸近くの道端に生えるアブラナ科の越年草(イラスト)。和名は直立した草状にもとづく。冬のあいだはロゼット状の根出葉だけがある。茎は直立してほとんど分枝せず,高さ70~100cmになり,葉は披針形で,基部が矢じり状となり,全体が緑白色で,根出葉をのぞいて毛がない。5~9月ころ,白色で小型の十字花を開き,果実は長さ5~6.5cmの細長い棒状で,茎に並行して立ち上がる。北半球に広く分布する。 ハタザオ属Arabis(英名rock‐cress)は北半球に数十種がある。

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