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ハッカン Lophura nycthemera; silver pheasant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハッカン
Lophura nycthemera; silver pheasant

キジ目キジ科。15亜種があり,体の大きさは亜種により変異が大きく,全長は雄が 70~125cmである。雄の羽色は背面が白色で,V字形の黒斑が密にあり,腹面は紫黒色である。顔は赤色,頭上には冠羽(→羽冠)があり,後頭に伸びている。尾は白色で長く,鎌状に湾曲する。雌は全体がオリーブ褐色で黒い細斑模様があり,冠羽は黒褐色で短い。雌雄とも脚は赤色。ミャンマーから中国南部,タイインドシナ半島にかけての高地に生息する。姿が美しいため,日本にも古くから飼鳥として輸入されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハッカン
はっかん / 白
silver pheasant
[学]Lophura nycthemera

鳥綱キジ目キジ科の鳥。大形キジ類で、雄は翼長約26センチメートル、全長約120センチメートル、体長とほぼ同長の尾をもち、体上面は全体に白く、下面は紫黒色をしている。雌はやや小さく、全体に褐色である。中国南西部の森林に生息し、地上を歩きながら、小動物や草の種子などをとって食べる。4、5月の繁殖期になると、雄は顔の赤い皮膚の裸出部分を大きくし、紫黒色の冠羽を立て、体羽を膨らませて、雌の前を行ったり来たりする。巣は地上につくられ、褐色の卵が数個産み込まれる。抱卵は雌だけが行う。世界各地の動物園などで広く飼育されており、繁殖もしている。[樋口広芳]

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