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ハプテン hapten

百科事典マイペディアの解説

ハプテン

免疫学用語。元来はK.ラントシュタイナーが提唱した概念上の抗原決定基を指したが,現在ではこれはエピトープと呼ばれ,ハプテンは不完全抗原の総称として用いられる。抗原(完全抗原)は生体組織内に入れられたとき,抗体産生を促す性質と,その抗体と特異的に反応する性質をもつ。

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栄養・生化学辞典の解説

ハプテン

 それ自身では抗体を産生しないが,高分子化合物と結合すると抗体を作る低分子物質.

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世界大百科事典 第2版の解説

ハプテン【hapten】

K.ラントシュタイナーが1921年に人工抗原の研究に際して提唱した概念上の抗原決定基。ラントシュタイナーの定義によれば,独立では抗原性をもたないが,他のタンパク質(担体)と結合させて投与すれば,特異的な抗体をつくらせ,その抗体と結合する能力を有する低分子物質をさす。現在では抗原決定基はエピトープと呼ばれ,ハプテンの語はより広く,抗原の示す2種の機能,すなわち,抗体をつくる性質とその抗体と反応して血清学的反応を起こす能力の一方または両方を,いろいろの度合で欠く不完全抗原の総称としても用いられる。

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大辞林 第三版の解説

ハプテン【hapten】

単独では抗体を生産させる能力(抗原性)がないが、タンパク質などと結合すると抗原性を示す比較的低分子量の物質。

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