コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハルベ Halbe, Max

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハルベ
Halbe, Max

[生]1865.10.4. ダンチヒ(現グダニスク)近郊キュットラント
[没]1944.11.30. バイエルン,ノイエティング
ドイツの劇作家。 G.ハウプトマンの自然主義の流れをくみ,3幕物の戯曲『青春』 Jugend (1893) で名声を得た。『母なる大地』 Mutter Erde (97) ,『大河』 Der Strom (1904) のほか,小説『ディートリヒ・シュトーボイスの行動』 Die Tat des Dietrich Stobäus (11) など,郷土主義的な作品が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ハルベ【Max Halbe】

1865‐1944
ドイツの劇作家。生の喜びを敵視する極端な禁欲的環境の中で,無残にも破れる若い愛を描いた《青春》(1893)により一躍名を知られた。環境や運命による決定論的な世界観に基づくハルベの作品は,きわめて自然主義的であるが,他方では抒情的な温かさをも持ち合わせ,世紀末の自然主義作家群の中でも異色である。ほかに《母なる大地》(1897)などがあるが,戯曲として《青春》以上の成功を収めたものはない。小説も書いた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハルベ
はるべ
Max Halbe
(1865―1944)

ドイツの劇作家、小説家。ダンツィヒ(現ポーランド領グダニスク)近郊の地主の家に生まれる。郷土色豊かな思春期の悲劇『青春』(1893)の舞台上の成功によって自然主義劇作家として認められる。ミュンヘンに住み、さらに戯曲『母なる大地』(1897)を発表したが、以後成功から遠ざかった。自然と同化するような描写の才能は、叙情詩や小説に向いているし、事実後年は小説に主力を注いだが、自然主義的手法からは最後まで抜け出せなかった。晩年に自伝『土塊(つちくれ)と運命』『世紀末』を残している。[岩淵達治]
『番匠谷英一訳『青春 他二編』(岩波文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ユニコーン企業

企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャー企業を指す。ベンチャー企業への投資を専門的に行う投資会社を「ベンチャーキャピタル(venture capital)」と呼ぶが、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ハルベの関連情報