ハース

化学辞典 第2版「ハース」の解説

ハース
ハース
Haworth, Sir Walter Norman

イギリスの有機化学者.マンチェスター大学でW.H. Perkin, Jr.に学び,ゲッチンゲン大学に留学.1912年セント・アンドルーズ大学講師,1920年ダーラム大学教授を経て,1925年バーミンガム大学教授(~1948年)となる.はじめテルペンを研究したが,1915年のメチル化によるオリゴ糖構造研究から糖質に移り,E.H. Fischer(フィッシャー)の業績を発展させ,糖質化学の基礎を確立した.単糖の環構造のピランフラン誘導体としての定式化(ピラノースフラノース),各種糖誘導体の合成研究,オリゴ糖の構造決定,生体高分子としての多糖の構造研究などがあり,1932年には,それらの成果を駆使してビタミンC(L-アスコルビン酸)の構造決定と合成に成功し,1937年P. Karrer(カラー)とともにノーベル化学賞を受賞した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ハース」の解説

ハース
Haas, Ernst Bernard

[生]1924.3.31. フランクフルト
[]2003.3.6. カリフォルニア,バークリー
アメリカの政治学者。 1952年コロンビア大学で政治学の博士号を取得。 1951年からカリフォルニア大学で政治学を教え,1958年同大学バークリー分校政治学部準教授,1962年教授。 1969~73年同大学の国際問題研究所所長。専門は国内政治と国際政治の関連,国際組織の発達ナショナリズムに及ぼす影響力の研究で,特に国際組織の果たす機能が他の機能に波及して国際的統合をもたらすとする機能主義の理念的,実証的研究で注目される。ヨーロッパ統合を研究した『ヨーロッパの統合』 Uniting of Europe (1958) や『国民国家を超えて』 Beyond the Nation-State (1964) などが主著

ハース
Haas, Wilhelm

[生]1839.10.26. ダルムシュタット
[没]1913.2.8. ダルムシュタット
ドイツの農業協同組合の功労者。法律学を専攻司法官からヘッセン州議会の下院議長もつとめたが,農業協同組合の発展に寄与することに生涯を捧げた。彼の指導でヘッセンの消費協同組合連合会,農業信用協同組合連合会,農業協同組合連合会などが組織された。ドイツ農業協同組合連盟も彼の呼びかけによる。

ハース

ハワース」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus「ハース」の解説

ハース Haas, Hans

1868-1935 ドイツの宣教師
1868年12月3日生まれ。明治31年(1898)来日。東京,横浜で布教し,新教神学校で指導。東京帝大でドイツ語をおしえる。仏教,キリシタン史をしらべ比較宗教学を研究。41年帰国,のちライプチヒ大神学部長となった。1935年9月10日死去。66歳。エルランゲン大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

百科事典マイペディア「ハース」の解説

ハース

英国の有機化学者。1925年バーミンガム大学教授。炭水化物,特に糖類の構造や新命名体系などの基礎的研究,テルペン類の研究を行う。1932年カラーと協力してビタミンCの構造を決定し,1933年その合成に成功,アスコルビン酸と命名した。1937年ノーベル化学賞。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典「ハース」の解説

ハース

(Sir Walter Norman Haworth サー=ウォルター=ノーマン━) イギリスの有機化学者。糖類の研究を行ない、スイスの化学者カラー(Paul Karrer)と協力してビタミンCの合成に成功。一九三七年ノーベル化学賞受賞。(一八八三‐一九五〇

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典 第2版「ハース」の解説

ハース【Walter Norman Haworth】

1883‐1950
イギリスの有機化学者。マンチェスター大学でW.H.パーキン(子)に,ドイツのゲッティンゲン大学でO.ワルラハに学んだ。初めテルペンの研究をしていたが,スコットランドのセント・アンドルーズ大学で糖の研究をはじめ,ニューカスル・アポン・タインのダラム大学を経て,1925年にバーミンガム大学に移り,活発な糖研究グループをつくった。メチル化法による二糖類の構造研究から入って,単糖類の基本的な環状構造(五員環をフラノース,六員環をピラノースと命名)を明らかにし,種々の糖誘導体の構造を決定した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

きらきらネーム

俗に、一般的・伝統的でない漢字の読み方や、人名には合わない単語を用いた、一風変わった名前のこと。名字についてはいわない。どきゅんネーム。[補説]名前に使用する漢字は、戸籍法により常用漢字・人名用漢字の...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android