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ハーラ Hāla

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーラ
Hāla

南インドのアーンドラ朝第 17代の王。1~2世紀頃在世。プラークリット語の抒情詩集『サッタサイー』 Sattasaī (『七百詩集』) の作者。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーラ【ḥāra】

イスラム都市の街区。マハッラmaḥallaともいう。都市建設に伴う部族別の区画割や,出身地,職業,宗教などを同じくする者が,それぞれ固有の地区に住みつくことによって成立し,現代に至るまで日常生活の基本的な単位をなしてきた。ハーラの内部は中通り(ダルブ)から分かれた路地(アトファ)や袋小路(ズカーク)が曲がりくねって続き,外の大通りに通ずる二つの門(バーブ)は夜になると夜警人によって閉鎖されるのがならわしであった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハーラ
はーら
Hla

生没年不詳。古代インドの叙情詩人。南インドのサータバーハナ朝(アンドラ朝)第17代の王(1~2世紀ころ)で、王家の名を付してハーラ・サータバーハナとよばれる。マーハーラーシュトリーというプラークリット語で700頌(しょう)よりなる田園趣味豊かな叙情詩集『サッタサイー』の編著者。ハーラは民衆の愛唱した詩歌を、洗練された詩句に移したものと想像される。これは、一種の詞華集ともみられ、プラークリット文学独自の詩風を示した。[田中於莵弥]

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世界大百科事典内のハーラの言及

【市】より

…前者は定期市が発展して常設店舗の市場になった場合である。イスラム都市は生活空間,行政単位として,いくつかの街区(ハーラ,マハッラ)に分けられていたが,その地区を東西南北に走る小路の辻で定期市が開かれ,これが常設店舗に発展したものが多い。これは流通範囲の限られた小市場であった。…

【シャイフ】より

… シャイフという称号は部族社会以外の社会でも使われている。都市の街区(ハーラ)のシャイフ,農村(むら)のシャイフ(シャイフ・アルバラド),ギルドのシャイフなどである。これらのシャイフは部族のシャイフと基本的には同じ性格をもっていた。…

【ダマスクス】より

…政治的な混乱に加えて,1069年の火災はモスクや市街地に大きな被害をもたらしたが,この間に生活自衛のための新しい街づくりが進められていった。直線の道路に代えて曲がりくねった小路がはりめぐらされ,これを基礎にモスクや市場(スーク),あるいはパン焼がまや公衆浴場などを共有する街区(ハーラ)が成立した。各ハーラはシャイフ(長)によって統率され,街の若者を中心に編成された任俠的な武力集団(アフダース)を擁していた。…

※「ハーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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