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バウル Baur, Ferdinand Christian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バウル
Baur, Ferdinand Christian

[生]1792.6.21. カンシュタット,シュミデン
[没]1860.12.2. テュービンゲン
ドイツの神学者。 1826年テュービンゲン大学教授。テュービンゲン学派の創始者。最初,シュライエルマッハー,シェリングの影響を受けたが,のち,ヘーゲル哲学の弁証法的歴史観の影響を受け,これを原始キリスト教に適用,独自の解釈を示した。さらに,多くの学者たちがこの研究方法を個々の領域に適用し,新約聖書学,教会史研究に多くの業績をあげ,テュービンゲン学派と呼ばれた。主著『コリント教会内のキリスト派』 Die Christuspartei in der korinthischen Gemeinde (1831) ,『和解論』 Die christliche Lehre von des Versöhnung (38) ,『パウロ』 Paulus,der Apostel Jesu Christi; Ein Beitragzu einer kritischen Geschichte des Urchristentums (45) 。

バウル
Bauru

ブラジル南東部,サンパウロ州中部の都市。州都サンパウロの西北西約 280kmの高原地帯にあり,標高約 500m。農業地帯の中心地で,コーヒー,綿花,ナンキンマメ,米,豆類,トウモロコシなどを集散,加工するほか,織物,陶器,家具,靴などの製造が盛ん。鉄道交通の要地で,サンパウロから通じる鉄道が市で3方に分岐する。人口 26万 382 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

バウル(〈ベンガル〉baul)

インド北東部ベンガル地方の宗教集団の修行者。また、同時に大道音楽家でもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

バウル【Bauru】

ブラジル南東部,サン・パウロ州中西部の都市。人口25万4211(1991)。19世紀末までは人口希薄の地であったが,1905年のノロエステ鉄道建設開始とともに発展,サン・パウロ州内陸地方最大の交通の要地となった。鉄道の三大幹線パウリスタ線,ノロエステ線,ソロカバナ線がここで交差している。商工業都市で,法科大学がある。第2次大戦前最大の日系集団地は西部高原にあり,その入口でもあって,日本領事館,邦字新聞社があった。

バウル【baul[ベンガル]】

インドのベンガル地方(現在のバングラデシュを含む)の大道芸人およびその音楽。彼らはヒンドゥー教と仏教,イスラムの影響を受けてできた独自の宗教をもち,その思想を歌と踊りで表現する。バウルたちは自らの肉体を小宇宙と見なし,体内に神が宿り,男女の性的結合を通して神と合一することができると信じている。偶像崇拝,寺院礼拝はいっさい行わず,その自由奔放で神秘主義的な思想は,常識を超えたり,社会通念からはずれることもあり,人々からは常軌を逸した集団と見なされたりすることも多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バウル
ばうる
Ferdinand Christian Baur
(1792―1860)

ドイツのプロテスタントの神学者、教会史家で、チュービンゲン学派の代表者の1人。6月21日、シュトゥットガルト近郊のシュミーデンに牧師の子として生まれる。チュービンゲン大学の神学寮に学び、ブラウボイレン神学校教授となり、D・F・シュトラウスらを教えた。1826年チュービンゲン大学神学部教授となり、教会史と教理史を担当した。ヘーゲルの歴史哲学に倣って、まず原始キリスト教史を弁証法的に解釈した。すなわち、ペテロのユダヤ人キリスト教的律法教会に対抗して、パウロの異邦人キリスト教的な霊(精神)の教会が生まれ、2、3世紀の古代カトリック教会がこの二傾向の弁証法的総合として形成されたという。『新約聖書』の諸文書も、この二傾向のいずれかに属すると判定される。この「傾向批評」を方法とする一群の人たちを「青年チュービンゲン学派」とよぶ。彼はグノーシス主義をも積極的に評価し、『キリスト教教理史』(1847)では、全体を正・反・合の弁証法的図式で叙述した。60年12月2日チュービンゲンにて没した。[小川圭治]

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世界大百科事典内のバウルの言及

【インド音楽】より

…ガザルはウルドゥー語の詩による抒情歌でペルシア起源である。ベンガル地方の吟遊楽士によるバウルも宗教的な心情に発している。また各地の人たちが集まったようなときに歌われるものは,日本的な意味での民謡であろう。…

【ヒンドゥー教】より

… ヒンドゥー教音楽としては,以上のアールワールのプラバンダ,キールタン,バジャンのほかに,一般に,ベーダ聖典に基づく典礼音楽である《サーマ・ベーダ》の詠唱もこれに含められる。いずれにせよ,インドの一般の生活においては,宗教と世俗との区別はつけられず,芸術音楽においても,バウルと呼ばれる吟遊詩人による音楽,民謡などにおいても,信仰の姿勢が保たれている。【島田 外志夫】。…

※「バウル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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