バスク民族運動の急進派の組織。バスク語でEuzkadi ta Askatasuna(略称ETA)。1959年バスク国民党青年部の一部とビルバオの青年グループ〈エキンEkin〉(行動)が結成,民族解放革命運動をめざし,武力闘争を辞さず,1968年以降テロによる犠牲者も少なくない。スペイン政府はフランスと協議し,フランス・バスクからETAメンバーを締め出した。1979年総選挙から登場した〈民衆連合(HB)〉はETAを支持する公然組織である。1998年9月,全面的かつ無制限の停戦を一方的に宣言したが,1999年末には停戦を放棄,2000年以降テロが増加している。 →関連項目スペイン
《Euzkadi Ta Askatasuna》バスク独立を目指す分離主義過激組織。1959年結成。スペイン全土およびフランス南西部のバスク諸県で活動。スペインの治安当局や政治家、ジャーナリスト等を対象とするテロを実行。2000年代後半から、スペイン当局により多数のメンバーが逮捕された結果弱体化。2011年に無期限停戦を表明。2018年5月、組織解体を表明。