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バスティアン バスティアン Bastian, Adolf

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バスティアン
バスティアン
Bastian, Adolf

[生]1826.6.26. ブレーメン
[没]1905.2.2. トリニダード
ドイツの民族学者。 1850年医学博士号を取得し,船医となり,インドアフリカ南アメリカを旅行。それ以外の期間はベルリン大学で教え,ベルリン博物館の展示品収集に貢献した。 69年から,病理学者の R.ハルトマンらとともに民族学誌を編集。

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世界大百科事典 第2版の解説

バスティアン【Adolf Bastian】

1826‐1905
ドイツの民族学者で〈民族学の父〉と呼ばれる。民族学の発展に対する彼の功績は三つに分けることができる。第1は世界各地を(始めに船医として)旅行し,旅行と読書にもとづいて多くの著書をあらわしたこと,第2は,組織者としての活動で,1868年のベルリン民族学博物館の創設,69年のベルリン人類学・民族学・先史学会の設立,およびその機関誌としての《民族学雑誌》創刊の原動力となったこと,第3は理論面において,人類の基本的心性の同一性(原質思念)により各地の文化の共通性を説明しようとしたことや,民族学に地理的領域の概念を導入したことなどである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バスティアン
ばすてぃあん
Adolf Bastian
(1826―1905)

ドイツの民族学者で、民族学の父とよばれる。民族学の草創期の代表的な学者で、その功績は、〔1〕世界各地を調査旅行したこと、〔2〕ベルリン民族学博物館を研究機関として設立し、『民族学雑誌』の発刊に参与したこと、〔3〕世界各地における文化の一致と相違を説明するため、原質思念と民族思念という概念を提出したこと、がおもなものである。バスティアンはその多くの調査旅行において、博物館標本を集め、旅行記を残し、また消滅しようとしている未開文化を緊急に調査するように人々に呼びかけた。著書は多いが、文体は難解で、ことに晩年、形而上(けいじじょう)学的傾向が強まるにつれて、いっそう甚だしくなった。バスティアン自身は進化論者ではなかったが、人類の心理が基本的には同一なため、各地で類似した制度、習俗が発生するという原質思念の説は、文化進化論を支える理論として歓迎された。[大林太良]
『大林太良著『BASTIANのタイ研究について』(『石田英一郎教授還暦記念論文集』所収・1964・角川書店)』

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