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バチカン美術館 バチカンびじゅつかん Musei Vaticani, Città del Vaticano

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バチカン美術館
バチカンびじゅつかん
Musei Vaticani, Città del Vaticano

バチカン市国の宮殿内にある6つの美術館および歴史的建造物の総称。 (1) ピオ・クレメンティノ美術館 ヘレニズム期の著名なギリシア彫刻およびローマ時代の模刻を収蔵。 (2) キアラモンティ美術館 Museo Chiaramonti e Braccio Nuovo 古代ギリシア・ローマの副次的遺品を収蔵。

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デジタル大辞泉の解説

バチカン‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【バチカン美術館】

Musei Vaticaniバチカン宮殿内にある美術館。ルネサンス期のローマ教皇ユリウス2世の古代彫刻コレクションに始まるもので、その後の歴代教皇によって収集されたキリスト教美術の絵画・彫刻や書籍などを多数収蔵する。

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百科事典マイペディアの解説

バチカン美術館【バチカンびじゅつかん】

バチカン宮殿内にあり,ローマ教皇庁所蔵の絵画,彫刻など多数を収蔵する世界屈指の総合美術館。代々の枢機卿や教皇の収集品を軸に形成され,18世紀ころ一般公開。ラファエロの名作で飾られた〈署名の間〉や〈エリオドーロの間〉,彫像の庭などからなり,ミケランジェロの天井壁画で名高いシスティナ礼拝堂やパオリーナ礼拝堂,絵画館なども含む。
→関連項目バチカン

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世界大百科事典 第2版の解説

バチカンびじゅつかん【バチカン美術館 Musei e Gallerie Pontificie】

バチカン宮殿内の美術コレクションの総称。バチカン図書館を含めていうこともある。バチカン宮殿は,その全体が,ユリウス2世(在位1503‐13)以来の歴代教皇の膨大な美術コレクションが累積して形成された有機的で複合的な大美術館をなしている。それぞれのコレクションや建造物には設立者,収集ごとに名称が付されているが,実際に見学する際の入場口は一つで,システィナ礼拝堂や〈ラファエロの間〉等も含めた連続した観覧コースになっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バチカン美術館
ばちかんびじゅつかん
Musei Vaticani

カトリックの総本山バチカンサン・ピエトロ大聖堂に隣接する世界屈指の大美術館。ユリウス2世(在位1503~13)が古代彫刻のコレクションを教皇庁のベルベデーレの庭に展示したことに始まり、その後、歴代の教皇、教皇庁によって集められた膨大な美術品、図書、資料などが収蔵されている。美術館とよばれる部分は本館の一部と別棟の絵画館であるが、本館に含まれる図書室、フレスコ画で名高いいくつかの間、さらに礼拝堂もあわせて公開されている。
 本館には『クニドスのアフロディテ』『ベルベデーレのアポロ』『ラオコーン』など古代彫刻を並べるピオ・クレメンティーノ美術館をはじめ、エジプト美術、エトルリア美術、中世キリスト教美術を展示する各美術館、『聖体の論議』『アテネの学堂』など、彼の芸術の頂点を示すラファエッロの間、回廊、それにボルジア家の間などが含まれる。絵画館はピオ6世(在位1775~99)が建造したもので、ジョットの祭壇画、メロッツォ・ダ・フォルリの『奏楽の天使』、レオナルド・ダ・ビンチの『聖ヒエロニムス』などのイタリア絵画を主に、ビザンティンから現代に至る作品を展示する。ルネサンス最大の遺産の一つシスティナ礼拝堂は、ミケランジェロの天井画と祭壇画『最後の審判』や、ボッティチェッリやペルジーノらによる壁画で装飾されている。またニコラ5世礼拝堂の壁画はフラ・アンジェリコの残したものである。なお、この美術館のあるバチカン市国は1984年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[湊 典子]

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