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バチ

百科事典マイペディアの解説

バチ

秋の生殖時期に水面に浮上して群泳するイトメをいう。このときには眼が大きく,いぼ足も発達して外形が非常に変わる。

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世界大百科事典 第2版の解説

バチ

多毛綱ゴカイ科の環形動物で,生殖のために遊泳する生殖型個体のうち日本にいるものをいう。ウキコ,ヒル,エバともいう。イトメのバチを日本パロロ(英名Japanese palolo)ともいう。砂泥中で生活している個体が成熟してくると,体の前半部に雄は精子を,雌は緑色の卵を充満させ,この部分だけが水面に泳ぎでる。このような生殖型個体は目が異常に大きく発達し,いぼ足の構造も複雑になり,剛毛もオール形の泳ぎやすい形の剛毛におきかわる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バチ

イトメ」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バチ
ばち

環形動物門多毛綱ゴカイ科に属するイトメの生殖型の俗称。イトメは10~12月の生殖期になると、雌雄それぞれの体の前半部に生殖物を充満させて、生殖群泳する。関東地方ではこれをバチとよぶが、徳島地方ではウキコ、岡山地方ではヒルなどとよぶ。また、南方産のイソメ類の生殖型のものを太平洋パロロとよぶのに対し、バチを日本パロロともよび、世界的によく知られている。[今島 実]

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世界大百科事典内のバチの言及

【イトメ】より

…10~11月の大潮の夜に雌雄の体の前方1/3がちぎれ,生殖物を充満させて泳ぎだし,生殖群泳する。このような生殖型個体をバチ,ウキコ,ヒル,エバまたは日本パロロと呼んでいるが,眼が著しく大きくなり,いぼ足も幅広くなって泳ぎやすい形に変形している。生殖型個体が泥の中より浮上することをバチ抜けと呼ぶが,このようなときは魚が飽食するので釣餌に集まらない。…

【ゴカイ(沙蚕)】より

…雌雄異体で,生殖時期になると雌雄ともに頭部やいぼ足が変形して生殖個体になり,水中を遊泳しながら生殖を行う。このような生殖個体をバチと呼び,地方ではウキコ,ヒルなどとも呼んでいる。イトメのバチは有名で,日本パロロJapanese paloloと呼ばれている。…

【パロロ】より

…多毛綱に属する環形動物で,生殖時期に海面を群泳しながら生殖を行う生殖型個体をいう。日本では,このような個体を,バチ,エバ,ウキコなどと呼んでいる。ゴカイ科のイトメは日本パロロ(英名Japanese palolo)といわれ,11月と12月にみられる。…

※「バチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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