ババロア(英語表記)〈フランス〉bavarois

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典の解説

ババロア【bavarois(フランス)】

洋菓子の一種。卵黄・砂糖・あたためた牛乳を混ぜ合わせて煮詰めたもの、もしくはいちごなど果物のピューレにゼラチンを加えてこし、泡立てた生クリームを加えて冷やし固めたもの。チョコレート・リキュールなどを用い、さまざまな風味のものが作られる。◇ドイツのババリア地方のあたたかい飲み物であったものを、19世紀、フランスの名料理人アントナン・カレームが菓子にアレンジしたとされる。「ババロワ」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ババロア【bavaroise[フランス]】

カスタードソースにゼラチンを加えて冷やし固めた,口当りの滑らかなデザート菓子。名称はドイツのバイエルン地方にちなむ。6人分として卵黄6個と砂糖120gをよくかき混ぜ,バニラなどで香りをつけてから温めた牛乳500ccを加えて,とろりとするまで煮つめる。これに板ゼラチン15gを加えて裏ごしにかけ,かき混ぜながら冷やす。固まりかけてきたところで,半だてにした生クリーム100ccを加えて混ぜ,型に流し入れて冷やし固める。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ババロア【bavarois】

卵・牛乳・砂糖を煮たものに、ゼラチンを加えて冷やし固めた冷菓。果汁や生クリームなどで風味づけすることも多い。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ババロア
ばばろあ
bavaroisフランス語
bavarian cream英語

冷たいデザート菓子。フランス料理の祖といわれるアントナン・カレームは、18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ料理を集大成した調理長であった。彼の時代にはフロマージュ・ババロアとよばれチーズが入っていたが、その後チーズを入れなくなって、名前も単にババロアになった。柔らかい口あたりの滑らかさが特徴で、まろやかな味が好まれている。材料は牛乳、卵黄、生クリーム、ゼラチン、香料などを使う。牛乳のかわりに果汁なども使われるが、洋酒などで香りをつけ、冷蔵庫で冷やして供するデザートである。カスタード・ババロアを例に4人分の作り方を述べると、卵黄2個、砂糖30グラム、牛乳180ccをよく混ぜ合わせる。木杓子(しゃくし)で絶えず混ぜながら80~90℃ぐらいまで熱し、ゼラチン6グラムを入れてよく混ぜ、冷やして熱をとり、泡立てた生クリーム50ccとあわせ、バニラエッセンス小さじ1を入れて氷水で冷やす。固まる寸前を型に流し、冷蔵庫に入れて固める。[小林文子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

多文化主義

マルチ・カルチュラリズムともいう。さまざまな人種,民族,階層がそれぞれの独自性を保ちながら,他者のそれも積極的に容認し共存していこうという考え方,立場。「人種のるつぼ」的な同化主義に対抗する考え方で,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ババロアの関連情報