バーデンバーデン(その他表記)Baden-Baden

翻訳|Baden-Baden

デジタル大辞泉 「バーデンバーデン」の意味・読み・例文・類語

バーデン‐バーデン(Baden-Baden)

ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の温泉保養都市シュバルツバルト北部、オース川沿いに位置する。約20の温泉が湧出し、ローマ時代の浴場跡がある。2021年、「ヨーロッパの大温泉保養都市群」の一つとして世界遺産文化遺産)に登録された。

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精選版 日本国語大辞典 「バーデンバーデン」の意味・読み・例文・類語

バーデンバーデン

  1. ( Baden-Baden ) ドイツ南西部、シュワルツワルト北西にある都市。ローマ時代からの温泉地で、国際的な保養都市として知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「バーデンバーデン」の意味・わかりやすい解説

バーデン・バーデン
Baden-Baden

ドイツ南西部,バーデン・ビュルテンベルク州の都市。人口5万3000(1991)。保養地として温泉(放射性食塩泉)を利用した療養所病院多く劇場,美術館,競馬場,賭博場をもつ観光地でもある。温泉はローマ時代から知られ,16世紀には約400の浴槽をもつ12の浴場主がおり,保養税が導入された。12~17世紀,バーデン辺境伯居住地。何度も戦禍をうけたが復興し,19世紀に国際的保養地となる。ドイツ皇帝ウィルヘルム1世は40年来の賓客で,ワーグナー,ツルゲーネフ,ゴーゴリ,ドストエフスキーらも訪れた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーデンバーデン」の意味・わかりやすい解説

バーデンバーデン
Baden-Baden

ドイツ南西部,バーデンウュルテンベルク州の都市。カルルスルーエ南南西約 30km,シュワルツワルト山地西部,オース川中流沿岸に位置し,国際的な温泉保養都市として知られる。ローマ時代カラカラ帝の治下にローマ式浴場 (一部は残存) が建設されたという古い温泉で,1112~1705年はバーデン辺境伯の居地であった。 17世紀末にフランス軍に破壊されて,廃虚に近い状態になったが,その後フランスから革命の難を避けてきた人たちを迎えて復興し,19世紀にはヨーロッパ上流社会の避暑を兼ねた社交場となり,カジノや競馬場が開かれ,著名な王侯貴族が集った。公立の温泉療養所,温泉会館,博物館,ブラームスハウスや,ナポレオン3世,ビクトリア女王などゆかりのリヒテンタール通り (遊歩道) が有名。人口5万 1849 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バーデンバーデン」の意味・わかりやすい解説

バーデン・バーデン
ばーでんばーでん
Baden-Baden

ドイツ南西部、バーデン・ウュルテンベルク州の温泉保養都市。人口5万2700(2000)。シュワルツワルト山地北部のオース川の谷沿いにある。市内に約20の温泉が湧出(ゆうしゅつ)し、ローマ時代の浴場跡も残る。中世にはバーデン辺境伯の居地となるが、17世紀初頭に戦乱で壊滅した。18世紀中ごろから復興し、ヨーロッパの代表的社交場の一つとなった。温泉療養施設、ホテル、カジノ、美術館、劇場などが整備され、遊歩道や公園、緑地も広いので、国際会議開催地となることも多い。ライン川低地に臨む西部には、電気機器、鉄鋼、機械、化粧品などの工場がある。

[朝野洋一]

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百科事典マイペディア 「バーデンバーデン」の意味・わかりやすい解説

バーデン・バーデン

ドイツ南西部,バーデン・ビュルテンベルク州の保養都市。温泉,療養所,病院などが多く,古代ローマ時代から浴場地として知られていた。現在も高級保養地として有名。5万4000人(2005)。

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