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パタンジャリ パタンジャリ Patañjali

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パタンジャリ
パタンジャリ
Patañjali

サンスクリット語の文法家。 (1) カーティヤーヤナの『バールティカ』に対する反論とパーニニ文典の補修を目的とする文法書『マハーバーシャ (大注釈の意) 』 Mahābhāṣya (前2世紀) の著者の筆名。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

パタンジャリ

前2世紀ころのインドサンスクリット文法学者。パーニニとともに古典文法学の確立者で,《マハーバーシャ》(大注)の著者。
→関連項目ヨーガ学派

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世界大百科事典 第2版の解説

パタンジャリ【Patañjali】

前2世紀ころのインドの文法学者。生没年不詳。《マハーバーシャMahābhāṣya(大注)》の著者。パーニニ(前5世紀)に始まる古典インドのサンスクリット文法学は,カーティヤーヤナにより補足的・是正的注解を加えられるという形で,言語的慣用の変化を反映しつつ発展してきた。パタンジャリはこのカーティヤーヤナ《バールティカ》を解明・批評し,詳細な注釈をほどこし,古典サンスクリット文法の細則を確立した。また《バールティカ》中のパーニニのスートラ自身に対しても批判的・補足的注解をなし,カーティヤーヤナの業績を継承・発展させた。

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大辞林 第三版の解説

パタンジャリ【Patañjali】

紀元前二世紀頃のインドの文法学者でサンスクリット文法の大成者。
インドの思想家で、ヨーガ派の祖。ヨーガ-スートラの著者。と同一視されることがあるが別人物か。生没年未詳。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パタンジャリ
ぱたんじゃり
Patajali

(1)紀元前150年ころのインドの文法学者。生没年不詳。前400年ころパーニニはサンスクリット語の文法を極度に簡潔な文体で著した。これに対してカートヤーヤナが評釈を加え、さらにこれにパタンジャリが『マハーバーシュヤ』という大部の批判的な注釈を書いた。これは文法の規則を扱った書であるが、言語に関する哲学的考察を含み、言語の本質は永遠であり、発声によって顕現するという思想を初めて説いた。(2)インド六派哲学ヨーガ学派の開祖にして、その根本経典『ヨーガ・スートラ』(3~5世紀ころ)の著者。先の文法学者と同一人とする説もあるが、これには疑問がある。[村上真完]
『金倉圓照著『印度中世精神史 上』(1949・岩波書店)』

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世界大百科事典内のパタンジャリの言及

【カーティヤーヤナ】より

…しかしそれは単なる祖述にとどまらず,言語的慣用の変化に即し,選択的に(パーニニの1/3だけあつかう),批判的に師主の規則を吟味,解明し,補足的に規則を改善し,まれにはこれの誤りを指摘している。この態度はパタンジャリにひきつがれ,彼により古典サンスクリット文法は完成されることとなる。文法学派【高橋 明】。…

【スポータ】より

…音声は無常であるが,ことばと意味の関係は固定的である。そこで,文法学派のパタンジャリ(前2世紀)は,意味を伝達することばの本体としてスポータ(つぼみ)なるものを想定し,それが音声によって開顕されるとした。この説を受けて,バルトリハリ(5世紀後半)は,スポータは常住不変であるとした。…

【文法学派】より

… パーニニを契機として文法学はベーダの補助学の域を脱し,独立の学問分野として発展した。《パーニニ・スートラ》は,前250年ころのカーティヤーヤナの《評釈書(バールティカ)》ならびに前2世紀ころのパタンジャリの《大注解書(マハーバーシャ)》によって補修,発展させられた。パタンジャリは,語の意味するところを句義(パダールタ)として実体,性質,運動に分類した。…

【ヨーガ学派】より

…サンスクリットでは開祖の名にちなみ,パータンジャラPātañjalaと呼ばれる。開祖はパタンジャリと伝えられ,この学派の根本経典《ヨーガ・スートラ》を作ったといわれている。この経典は,古くからさまざまな形態で存在していたヨーガを,仏教の影響のもとに,サーンキヤ学派の学説を借用して体系化したものである。…

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