パリ管弦楽団

百科事典マイペディアの解説

パリ管弦楽団【パリかんげんがくだん】

フランスの管弦楽団。前身は,フランス最古のパリ音楽院管弦楽団(1828年創立)。同楽団の常任指揮者クリュイタンスの他界を機に,文化大臣マルローや作曲家M.ランドウスキ〔1915-1999〕の提唱によりこれをいったん解散。旧楽員の約半数とフランス各地の管弦楽団から抜擢(ばってき)された精鋭によって1967年に再組織された。初代音楽監督はC.ミュンシュ。その急逝後は,D.バレンボイム〔1942-〕,S.ビシュコフ〔1952-〕らが音楽監督を務めている。前身のパリ音楽院管弦楽団は1964年クリュイタンスと来日し,再組織後は1970年に初来日。

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世界大百科事典 第2版の解説

パリかんげんがくだん【パリ管弦楽団 Orchestre de Paris】

1967年,フランス文化大臣のマルローの提言で発足したフランスを代表する管弦楽団。前身は1828年創設のパリ音楽院管弦楽団である。初代音楽監督にはミュンシュが就任。彼の後は,カラヤンショルティを経て,1975年よりピアニストとしても有名なバレンボイムがその任に就いた。フランスならではの色彩的な音色と,洗練さとともに落ち着いた重厚さを特徴とする。ミュンシュの指揮によるベルリオーズの《幻想交響曲》はこの楽団の名を一躍高めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パリ管弦楽団
ぱりかんげんがくだん
Orchestre de Paris

1967年に設立されたフランスの代表的オーケストラ。パリ音楽院直属のパリ音楽院管弦楽団(1828成立)が母体であったため、設立当初から第一級の楽団として演奏活動を続けている。歴代の音楽監督はミュンシュ(1967~68)、カラヤン(音楽顧問、1969~71)、ショルティ(1972~75)、バレンボイム(1975~89)、ビシュコフ(1989~98)、ドホナーニ(音楽顧問、1998~2000)、エッシェンバハ(2000~ )。この間バレンボイムは、独奏者としても優れた楽員との室内楽、小編成による演奏会シリーズを発足させ、76年には合唱団を併設した。定期演奏会はシャンゼリゼ劇場などを経て現在はプレイエル・ホールで行っている。1970年(昭和45)初来日。[美山良夫]

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世界大百科事典内のパリ管弦楽団の言及

【ミュンシュ】より

…49‐62年ボストン交響楽団の首席指揮者。67年パリ音楽院管弦楽団を改組してパリ管弦楽団を組織,同指揮者を務めた。フランス近代音楽を得意とし,軽快なリズム感と豊かな色彩感に満ちた演奏には定評があった。…

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