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ヒカゲノカズラ(日陰の蔓) ヒカゲノカズラLycopodium clavatum; common club moss

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒカゲノカズラ(日陰の蔓)
ヒカゲノカズラ
Lycopodium clavatum; common club moss

ヒカゲノカズラ科の常緑性シダ植物。北半球の温帯から暖帯に広く分布し,山地の斜面や崖などの比較的に明るいところに生える。針金状の茎は長く地上をはい2~3mにもなり,側枝は叉状に数回分枝して斜上し,鱗片状の小さい葉を螺旋状に密生する。葉は鮮緑色で光沢があり,線形ないし広線形で硬く,中央に1本の葉脈がある。夏に,枝先に円柱形の胞子嚢穂を2~6本直立する。胞子嚢穂は黄緑色で広卵形。胞子は淡黄色四面体型で,表面に網状の模様があり,石松子 (せきしょうし) と呼ぶ。湿気を吸収しないので丸薬の衣や散布剤として使用する。また線香花火に混ぜたり,レンズの研磨にも用いられ,塗料 (特にエナメル) の伸びをよくするのにも使われる。

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