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ヒゲガラ ヒゲガラPanurus biarmicus; bearded reedling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒゲガラ
Panurus biarmicus; bearded reedling

スズメ目ヒゲガラ科。1科 1属 1種。かつてはシジュウカラ科に分類されていたが,その後チメドリ科に置かれ,今日では独立したヒゲガラ科に分類されている。全長 15~17cm。雌雄異色。雄は頭上と後頭が灰色,背以下の背面は黄褐色。眼先から頬にかけての羽毛が黒く,それがひげ状に見えることからこの名がつけられた。下面は白いが,胸の両側はぶどう色。雌は頭上が黄褐色で,雄にある黒いひげ状の羽毛がない。ヨーロッパからモンゴルなどを経て中国東部,ロシアのウスリー地方までのユーラシア大陸温帯に分布する。日本にはまれに冬鳥(→渡り鳥)として渡来し,小群でアシ原に生息する。生息地域の大部分では渡りをせず,厳しい冬には多くの鳥が死ぬこともある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒゲガラ
ひげがら / 鬚雀
bearded tit
[学]Panurus biarmicus

鳥綱スズメ目ヒタキ科ヒゲガラ亜科の鳥。ヒゲガラ属の唯一種。この亜科にはほかにダルマエナガ属17種とオオダルマエナガ属1種がある。ヒゲガラは全長約16センチメートル、小さな体に長い尾をもち、体形はエナガに似ている。明るい赤褐色の羽色をもち、雄は目の下にひげ状の黒い部分があり、和名と英名の由来となっている。ヨーロッパからアジアにかけて、葦(あし)原に周年すみ、アシの種子など植物質をおもに食べる。日本では数回の迷行記録があるのみである。[竹下信雄]

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