共同通信ニュース用語解説 「ヒトスジシマカ」の解説
ヒトスジシマカ
東南アジアを原産とするヤブ蚊の一種。墓地の花立てや古タイヤ、雨水の排水溝など水たまりに卵を産み付け、幼虫が発生する。成虫は木立に囲まれた墓地や公園、樹木が植えられた庭の木陰などに潜み、吸血の機会を待つ。主に日中に活動し、活動範囲は100メートルほどと狭い。寿命は1カ月から1カ月半。デング熱のウイルスを一度取り込むと死ぬまで持ち続けるが、蚊から蚊へウイルスが伝わることはない。発熱や関節痛が主な症状のチクングニア熱ウイルスも媒介し、カリブ海諸国では感染者が増えている。
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