コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヒナノシャクジョウ Burmannia championii Thw.

世界大百科事典 第2版の解説

ヒナノシャクジョウ【Burmannia championii Thw.】

ヒナノシャクジョウ科の白色の小型腐生植物(イラスト)。高さ10~20cmになり,地下には球状の根茎がある。茎には小さな鱗片葉が互生し,日本では夏~秋,頂部に1~10花がやや頭状に密集してつく。花も白色,花の筒状部は三稜形となり,その頂端部にそり返った小さな3枚の外花被片と,直立した3枚の内花被片をつける。おしべは3本。本州中部以南から東南アジア,マレーシア地域まで広く分布し,腐葉に富む林床に生育する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒナノシャクジョウ
ひなのしゃくじょう / 雛錫杖
[学]Burmannia championii Thw.

ヒナノシャクジョウ科の多年草。白色の腐生植物で、葉緑素はない。高さ3~15センチメートル。葉は鱗片(りんぺん)状で長さ2~4ミリメートル。8~10月、茎頂に長さ0.6~1センチメートルの花を2~10個固まって開く。花柄はほとんどない。花被(かひ)の外裂片は鈍三角形で長さ約1.5ミリメートル、半開し、内裂片はへら形でより小さい。花期後も花被は落ちない。花筒は翼がない。果実は(さくか)、倒卵形で長さ約2.5ミリメートル。名は、シャクジョウソウ(イチヤクソウ科)に似るが、全体が小形であることによる。常緑樹林内に生え、関東地方以西の本州から沖縄、および中国南部、インド、スリランカ、マレーシアに分布するが、非常に少ない。[清水建美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ヒナノシャクジョウの関連キーワードヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)ヒナノシャクジョウ科タヌキノショクダイシロシャクジョウ無配生殖狸の燭台雛の錫杖瑠璃錫杖白錫杖

今日のキーワード

チームパシュート

スピードスケートや自転車競技の一。複数人でチームを組み、隊列を組んで一定の距離を走り、速さを競うもの。団体追い抜き競技。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android