コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ビゼルト Bizerte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビゼルト
Bizerte

チュニジア最北端,地中海シチリア海峡にのぞむ港湾都市ビゼルト県の県都。アフリカ大陸北端の都市。ビゼルト湖と海を結ぶ運河の河口に位置する。古代にはフェニキアカルタゴ,ローマの植民都市で,中世には漁村であったが,16世紀にスペインからの亡命イスラム教徒を迎えて拡大された。 1881年にフランス保護領となったが,ビゼルト湖からの運河の建設により,急速に発展。海軍基地もおかれた。現在は重要な港湾都市であり,商業の中心地である。魚類,リン鉱石,穀物の輸出が主で,港を中心に精油,金属,食品などの工業が発達。人口8万 4368 (1989推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ビゼルト(Bizerte)

チュニジア北端の港湾都市。首都チュニスの北約65キロメートルに位置する。紀元前1000年頃にはフェニキア人により港と運河が築かれ、地中海における交易要地となった。フランス植民地時代に軍港となり、同国独立以降、造船業製鉄業などの工業化が進められた。郊外には海岸保養地が多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

ビゼルト

チュニジア北部,地中海岸の港湾都市。アラビア語ではビンザルトとも。北アフリカの重要な港の一つで,近代的な要塞(ようさい),海軍工廠がある。古代から港として栄え,1881年フランスが占領して軍港とした。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ビゼルト【Bizerte】

チュニジア北端にある港湾都市。同名県の県都。人口9万5000(1984)。アラビア語でビンザルトBinzart。シチリア島との間の海峡に面し,古代よりローマの農産物の積出港,漁港として栄え,7世紀にイスラムの支配下に入った。1881年フランスに占領され,保護領時代ビゼルト湖と結ぶ水路の北岸に近代的な埠頭が完成し,海軍基地ともなったが,独立後の1963年返還された。水路の両側に石油精製,セメント,造船などの工場がある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビゼルト
びぜると
Bizerte

北アフリカ、チュニジア北端にある港湾都市。首都チュニスの北65キロメートルに位置する。人口9万8900(1994)。シチリア海峡に面し地中海中央部の航路を扼(やく)する位置にあることから、古代より農産物の積出し港、漁港であるとともに海賊、海軍の基地でもあった。フランス植民地時代にビゼルト湖の地中海への出口の水路北岸に近代的な埠頭(ふとう)が建設され、ヨーロッパ風市街地もつくられた。フランス海軍基地も置かれたが、1963年返還された。独立後、工業化が図られ、セメント、石油精製、造船などの工場があり、湖の奥のメンゼル・ブルギバには製鉄所がある。アフリカ大陸最北端の地で美しい海岸があり観光地でもある。[藤井宏志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ビゼルトの関連キーワードオマー・ネルソン ブラッドリージャン・マルク ルイサダメンゼル・ブルギーバマンジルブルギバラグーレット

今日のキーワード

MERY

ファッション情報を中心とした女性向けデジタルメディア。運営元は株式会社MERY。2013年、株式会社ペロリによって創設された。同社が株式会社ディー・エヌ・エーの子会社となった14年以降も運営は継続され...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android