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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…その名は古代ローマの軍楽器トゥバから借りているが,19世紀中葉以来の歴史しかない。朝顔状の大きな開口がついた太い円錐管を,扱いやすく巻いて,変音用の弁を3~6個取り付けてあり,管形からはビューグル(元来は角笛の一種。牧畜,狩猟,警備などの信号用)系統の楽器といえる。…
…中国で軍楽等に用いられた角(かく)や,ユダヤ教のショファル等がそれで,前者は仏画の奏楽場面にも登場し,日本の阿弥陀来迎図にまで及んでいる。洋楽のホルン,コルネット等も金属製になってはいるが,角から来た名であり,ビューグルは〈牛飼いの角笛〉という意味のフランス古語に由来している。これらの多くは放牧,狩猟,警備,軍事等に関連して信号用などに,あるいは宗教や呪術に関連して用いられてきた。…
※「ビューグル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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