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ビリアル virial

世界大百科事典 第2版の解説

ビリアル【virial】

1870年R.クラウジウスによって導入された熱力学(気体分子運動論)上の概念。語源はラテン語の力を意味するvisの複数形であるviresに由来する。気体分子に働く力によってその気体の特徴,とくに状態方程式が理想気体の場合の式pVRTからどのようにはずれるかを表す目的で考えられた(pは圧力,Vは体積,Tは絶対温度,Rは気体定数)。気体の分子iに働く力をFi,分子iの位置ベクトルをriとして,スカラー積-1/2Firiのすべての分子に関する和の平均,をその気体のビリアルVRと定義する((1)の右辺の量は位置ベクトルの原点の選び方によらないことに注意)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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