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ピグマリオン効果

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

ピグマリオン効果

アメリカの教育心理学者、ローゼンタールが発表した心理学用語。実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたという。このことから、他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている。なお、「ピグマリオン」はギリシャ神話登場人物。自分の作った彫刻に恋をしたピグマリオンが、神に祈りを捧げて彫刻を人間にしてもらい、幸せに暮らしたという神話に由来している。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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デジタル大辞泉の解説

ピグマリオン‐こうか〔‐カウクワ〕【ピグマリオン効果】

他人から期待されることによって学習・作業などの成果が上がる現象。米国の心理学者ローゼンタールが、教師からの期待の有無が生徒の学習成績を左右するという実験結果をもとに報告。名称はギリシャ神話のピグマリオンにちなむ。ローゼンタール効果。教師期待効果。

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人材マネジメント用語集の解説

ピグマリオン効果

・人間は期待された通りに成果を出す傾向があることを指す。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果と呼ばれる
・教育心理学における心理的行動の1つで、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールがネズミを用いた実験で、「このネズミは
利口なネズミの系統」と学生に伝えたネズミと、「このネズミは動きが鈍いネズミの系統」と学生に伝えたネズミとの間で、迷路による実験結果の差を調べたところ、「利口な
ネズミ」と伝えられていたネズミのほうが結果が良かったという実験結果が得られた。この結果から、教師の生徒に対する期待や態度が、生徒たちの知能や学習の意欲に大いなる影響を与えるということが発見され、ギリシャ神話に因んでピグマリオン効果と名付けられた。

<名前の由来>
・昔、ギリシャのキプロス島に、ピグマリオンという名前の彫刻の上手な王様がいた。ある日、自分自身が象牙に刻んだ理想的な女性の彫刻像に、恋をしてしまった。この彫刻像を、生きた女性に変え、妻にしたいと熱烈に祈っているうちに、愛と美の女神アフロディーテがこの願いを聞き入れて、その彫刻に生命を与え人間にしたとい
う逸話。

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

ピグマリオン効果

指導者が学習者に対して期待を持って接することによって、学習者も期待に応えようとして成績があがる現象をいう。 この象徴的な例として、アメリカの教育心理学者ローゼンタールらが行った実験がある。 それは、小学生知能テストをさせた後、その結果とは関係なくランダムに「将来伸びるであろう生徒の名前」を教師に告げたところ、1年後に、その生徒達の成績が明らかに伸びていた、というもの。 ちなみにピグマリオンとは、ギリシャ神話に登場する彫刻家の名前。彼は自分が彫った彫像に恋をし、ついには神がその彫像に命を吹き込むという話が由来になっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピグマリオン効果
ぴぐまりおんこうか
pygmalion effect

期待することによって、対象者からやる気が引き出され、成績が向上する現象をさす心理学用語。キプロスの王ピグマリオンが自分で彫った象牙(ぞうげ)の乙女像を愛し続けた結果、乙女像が本物の人間になったというギリシア神話にちなんでこうよばれる。「教師期待効果」あるいは「ローゼンタール効果」ともいわれる。逆に、周りから期待されていない対象者の成績や成果が、平均値を下回る現象を「負のピグマリオン効果」「ゴーレム効果」とよぶ。
 ドイツ生まれでアメリカの教育心理学者ローゼンタールRobert Rosenthal(1933― )が1963年から1964年の一連の実験で、実際には無作為に抽出しながら、「将来、成績が伸びる子供」などと偽った情報を教師にあたる実験者に与えると、その無作為に抽出された初等教育段階の子供の成績が平均以上になる現象を報告した。この効果は、担任教師が子供に期待をかけてていねいに扱い、子供たちも期待されていることを意識するため、平均以上の成果が確認できると説明されている。他方、ピグマリオン効果は実際には確認できておらず再現性もないとして、教師や指導者の心構え程度の概念と考えるべきだとの意見がある。[編集部]

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