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ピッカリング Pickering, Edward Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピッカリング
Pickering, Edward Charles

[生]1846.7.19. ボストン
[没]1919.2.3. マサチューセッツ,ケンブリッジ
アメリカの天文学者,物理学者。ハーバード大学卒業 (1865) 後,マサチューセッツ工科大学物理学教授 (67) となり,アメリカの諸大学にさきがけて学生実験室の確立に尽力。ハーバード大学天文学教授および同大学天文台台長 (76) 。子午線光度計を発明し,それを用いて恒星の光度分類を行い『ハーバード光度表』 Harvard Photometry (84) として発表した。また弟ウィリアム (→ピッカリング ) とともに,ペルーにハーバード大学天文台の南分室を設立 (90) ,北天,南天にまたがる大規模観測を指揮した。

ピッカリング
Pickering, William Henry

[生]1858.2.15. アメリカ合衆国,マサチューセッツ,ボストン
[没]1938.1.17. ジャマイカ,マンデビル
アメリカ合衆国の天文学者。エドワード・チャールズ・ピッカリングの弟。マサチューセッツ工科大学卒業。1887年ハーバード大学教授に就任。各地で皆既日食の観測をしたほか,1900年ジャマイカにも天文台を設立した。1899年,土星の 9番目の衛星フェーベを発見し,それが他の衛星とは反対方向に公転していることを明らかにした。また 1919年,冥王星の存在と位置を予測したことでも知られる。

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百科事典マイペディアの解説

ピッカリング

米国の天文学者。1877年ハーバード天文台長。恒星光度を組織的に観測,恒星スペクトルを分類してスペクトル型を決めたが,これはヘンリー・ドレーパー星表として公刊された。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピッカリング【Edward Charles Pickering】

1846‐1919
アメリカの天文学者。ボストンに生まれ,大学で土木を学び,1867年新設のマサチューセッツ工科大学の物理学助教授,76年にハーバード大学の天文学教授となり天文台長を兼ねた。42年間その職にあり,アメリカの天文学をリードした。星の明るさを測る子午線光度計を考案して測光観測を行い,のちに南天の星を加えて6.5等よりも明るい全天9100個の星の《ハーバード改訂測光カタログ》(略称HR)を作った。HR番号は今でも星の名まえとして広く用いられる。

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大辞林 第三版の解説

ピッカリング【Edward Charles Pickering】

1846~1919) アメリカの天文学者。子午線光度計を発明し、恒星の光度測定やスペクトル分析などに業績を残した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピッカリング
ぴっかりんぐ
Edward Charles Pickering
(1846―1919)

アメリカの天文学者。広範な恒星の光度表と分光表の作成者。ボストンに生まれ、1865年ハーバード大学を卒業。1867年マサチューセッツ工科大学の物理学教授となり、教育用実験の器具装置を初めて設備した。1876年ハーバード大学天文学教授兼同天文台長に就任し、1882年に天体測光術を、1885年に恒星分光術を再検討した。まず子午線光度計を発明のうえ、4万5000個余の恒星の光度を組織的に測定して、国際的基準を設定した。1891年にはペルーのアレキパに天文台支所を開設し、全天の精査結果を1908年に『改訂ハーバード光度星表』の名で公刊した。またこれと並行して全天にわたる分光観測も、ドレーパーの意図を発展させて組織的に継続していった。対物プリズムを駆使し、天文台員が総力をあげた成果として、1917年『ヘンリー・ドレーパー分光型星表』が完成。イギリス王立天文協会の金賞を1886年、1901年の2回授与されたが、その観測歴は42年、撮影写真は30万枚に及ぶ。
 弟のヘンリーWilliam Henry Pickering(1858―1938)も天文学者。マサチューセッツ工科大学を卒業。アレキパに天文台支所を建設の際は兄に協力し、またアメリカ・アリゾナ州のローウェル天文台建設でも尽力した。1898年、土星の第9衛星フェーベPhoebeを発見した。[島村福太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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