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フィブリノゲン ふぃぶりのげん fibrinogen

翻訳|fibrinogen

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知恵蔵2015の解説

フィブリノゲン

血液凝固因子。肝臓で作られるたんぱく質で、糊状になって血液を固まらせて出血を止める。産婦人科や外科で使われた製剤は、薬害エイズを起こした血液製剤同様、1964年から87年まで、原料は輸入血液で非加熱だった。87年、青森県の肝炎集団発生メーカーミドリ十字(当時)は回収、厚生省(当時)に報告したが、2001年に厚生労働省は再調査を指示。02年3月、ミドリ十字の併合会社三菱ウェルファーマ(旧ミドリ十字)は、患者約28万人のうち1万600人がC型肝炎(ウイルス肝炎)に感染したと報告した。患者は各地で国と製薬企業を相手に「薬害C型肝炎訴訟」を提起、2006年6月、大阪地裁は13人中9人の訴えを認める初めての判決を出した。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

フィブリノゲン

国内外で採血した千〜1万人分の血液を濃縮して作られた止血剤。出産時に広く使われており、厚労省は04年12月、納入した医療機関を公表した。三菱ウェルフゼマは同省に対し、80年以降だけでも、投与された人のうち約1万人にC型肝炎が発生したと推定される、と報告している。

(2006-02-21 朝日新聞 朝刊 3社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

フィブリノゲン(fibrinogen)

《「フィブリノーゲン」とも》血漿(けっしょう)中のたんぱく質の一。主に肝臓でつくられる。血液凝固の第一因子で、トロンビンによって限定的な分解を受け、フィブリンとなる。線維素原

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フィブリノゲン
ふぃぶりのげん

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