フィロン

精選版 日本国語大辞典「フィロン」の解説

フィロン

(Philōn)
[一] 古代ギリシアの哲学者。ラリッサの出身でラリッサのフィロンと称される。キケロの師。第四アカデメイアの学頭。懐疑論的立場から、諸説の総合折衷を図った。(前一六〇頃‐前八〇頃
[二] 古代アレクサンドリアのユダヤ人哲学者。ユダヤ思想とギリシア哲学プラトン哲学およびストア派)との融合を図り、キリスト教神学に大きな影響を与えた。アレクサンドリアのフィロン、フィロ=ユダエウスと称される。

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百科事典マイペディア「フィロン」の解説

フィロン

古代のユダヤ人哲学者。アレクサンドリアの人。プラトンやストア学派を援用しつつ多くの旧約聖書注解をなして比喩的解釈の方法を示すとともに,神と世界の媒介者としての〈ロゴス概念を導入して,オリゲネスらのキリスト教神学者に影響を与えた。聖書研究の予備学としてギリシア哲学を位置づけたことも,後世の学問観にとって重要。主著《宇宙の創造について》《律法の比喩的解釈》。

フィロン

古代ギリシアの哲学者。テッサリアのラリッサの人。カトゥルス,キケロの師。カルネデアスらのアカデメイア学派哲学とストア主義を折衷した独自の懐疑原理を立てたことで知られる。

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デジタル大辞泉「フィロン」の解説

フィロン(Philōn)

[前20ころ~50ころ]アレクサンドリアのユダヤ人哲学者。ユダヤ思想とギリシャ哲学との融合を図った。アレクサンドリアのフィロン。

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