デジタル大辞泉 「フェンネル」の意味・読み・例文・類語 フェンネル(fennel) 香辛料の一。ウイキョウの種子を乾燥させたもの。ほろ苦さと樟脳しょうのうに似た香りがある。魚料理やサラダ・ケーキ・パンなどに用いる。フェネル。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「フェンネル」の意味・読み・例文・類語 フェンネル 〘 名詞 〙 ( [英語] fennel )① =ういきょう(茴香)② 香辛料の一つ。茴香の種子を乾燥させたもの。ほろ苦さと樟脳に似た香りがある。魚貝料理、サラダ、ドレッシング、ケーキなどに用いる。地中海のマルタ島産のものが有名。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
食の医学館 「フェンネル」の解説 フェンネル 葉や茎、種実に強い芳香があるため、日本や中国では「香りを回(めぐ)らす」の意で「茴香(ういきょう)」と呼ばれます。ヨーロッパでは古くから薬草として神聖視され、「フェンネルを見ても摘もうとしない者は悪魔だ」という言葉があるほど。日本にも古い時代に中国から伝来し、おもに薬用として利用されてきました。 フェンネルのもつおもな作用は消化促進、駆風(くふう)(腸管内にたまったガスの排除)、消炎、去痰(きょたん)、ホルモンの分泌促進(ぶんぴつそくしん)と多彩。具体的症状としては、冷えによる胃の痛みや消化不良、腹部膨満(ふくぶぼうまん)、便秘(べんぴ)、かぜ、気管支炎、生理痛の解消に役立つほか、母乳の出を促進したり、口臭の除去、かぜの治療などにも効果があります。 〈ハーブ、スパイス、野菜と利用範囲が広く、魚との相性は抜群〉 ○食品としての使い方 フェンネルは食材としても利用の幅が広く、葉や茎はハーブとして、種子はスパイスとして、ともに主要な存在。また、株の根元が白く肥大するフローレンスフェンネルは、肥大部分を野菜として利用します。 その甘い香りとかすかなにがみは魚によく合い、魚の香草焼きにはフェンネルの葉が欠かせません。ほかにも、ソースやサラダ、スープによく使われます。 種子は、カレー粉の主原料の1つ。単独で使う場合、そのままか砕いて、パンやクッキー、ピクルスの風味付けにします。フローレンスフェンネルはセロリに似ているので、生、もしくはゆでたものをサラダにするのが一般的です。 出典 小学館食の医学館について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「フェンネル」の解説 フェンネル [Foeniculum vulgare].和名はウイキョウ.スパイスの一つ.セリ目セリ科ウイキョウ属に属するウイキョウの変種で,種子を乾燥して用いる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のフェンネルの言及 【ウイキョウ(茴香)】より …フェンネルfennelともいう(イラスト)。セリ科の多年草。… ※「フェンネル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by