コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フクラスズメ フクラスズメ Arcte coerulea

4件 の用語解説(フクラスズメの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フクラスズメ
フクラスズメ
Arcte coerulea

鱗翅目ヤガ科のガ。前翅長 33~39mm。体は太く,暗褐色の鱗粉におおわれる。前翅は暗褐色地に雲状の黒色斑があり,後翅は黒褐色地に美しい灰青色紋がある。成虫は夕方群飛することがある。成虫で越冬し,低温でも活動することがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

フクラスズメ

鱗翅(りんし)目ヤガ科のガの1種。日本全土,朝鮮,中国,台湾〜インドに分布。開張70mm内外,前翅は黒褐色で不規則な斑紋があり,後翅は黒色で青い帯紋がある。成虫は年1回8〜9月に出現,成虫で越冬する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

フクラスズメ【Arcte coerulea】

鱗翅目ヤガ科の昆虫。大型のガで,開張約8cm。太い体軀(たいく)とその姿態からフクラスズメ呼ばれるが,スズメガ科ではない。前翅は黒褐色,後翅には青色の紋を有する。幼虫は黒色と黄色の鮮やかな縞模様で赤色を混じ長毛を生ずる。路傍のカラムシヤブマオなどイラクサ科の植物につき,人目を引くが,有毒ではない。少なくとも年2回羽化し,成虫で越冬するため農家の納屋の屋根裏などに潜んでいることがある。インド,東南アジアなどに広く分布し,日本では本土の各地にふつうであるが,南西諸島には分布しないようである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フクラスズメ
ふくらすずめ / 脹雀蛾・脹天蛾
[学]Arcte coerulea

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。体は太くて扁平(へんぺい)。はねの開張80ミリメートル内外の大形種。体とはねはともに褐色を帯びた黒色で、後翅には青色帯と同じ色の横脈紋があり、前翅に青色鱗を散布する。ほとんど日本全土のほか、隣接大陸、東南アジアからオーストラリアにかけて広く分布する。年2化で、成虫態で越冬する。晩秋になると、人家の戸袋や台所の隅の暗所で翌春まで潜んでいることがあるが、暖房で温度が上昇すると、部屋の中を活発に飛ぶ。幼虫はカラムシ、ヤブマオ、コウゾなどの葉を食べる。[井上 寛]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

フクラスズメの関連キーワードタバコガフタオビコヤガ蝙蝠蛾虎蛾夜蛾甘藍夜蛾巴蛾ナカジロシタバカレハガ(枯葉蛾)ナシケンモン(梨剣紋)

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone