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フデリンドウ

百科事典マイペディアの解説

フデリンドウ

リンドウ科の二年草。北海道〜九州,東アジアの山野日当りのよいところにはえる。茎は高さ5〜10cm,根出葉はなく,茎葉卵円形で接近して対生する。春,茎頂に数個の花を開く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フデリンドウ
ふでりんどう / 筆竜胆
[学]Gentiana zollingeri Fawcett

リンドウ科の越年草。茎は高さ5~10センチメートル。茎葉は密接して対生し、広卵形で質は厚く、縁(へり)は白色で微突起がある。根出葉は花期にはない。3~5月、茎上部に花を1~8個、日を受けて上向きに開く。花冠は青紫色、裂片の間に副片がある。丘陵から山地の雑木林や野原に生え、北海道から九州、および朝鮮半島、中国、樺太(からふと)(サハリン)、南千島に分布する。名は、花の閉じた形が筆の穂先に似ることによる。[高橋秀男]

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世界大百科事典内のフデリンドウの言及

【リンドウ(竜胆)】より

…形態変化が多く,地域変異品にホソバリンドウ,ツクシリンドウ,キリシマリンドウ,クマガワリンドウなどの名がつけられている。 日本産のリンドウ類は,リンドウ属,タカネリンドウ属,チシマリンドウ属,サンプクリンドウ属の4属に分けられ,リンドウ属Gentiana(英名gentian)には,高山性のオヤマリンドウG.makinoi Kusn.,エゾリンドウG.triflora Pall.var.japonica (Kusn.) Hara,花が淡黄色のトウヤクリンドウG.algida Pall.(イラスト),高山性で小型のミヤマリンドウG.nipponica Maxim.,また一,二年草で草地に生えるフデリンドウG.zollingeri Fawc.(イラスト)やコケリンドウG.squarrosa Ledeb.,湿地に生育するハルリンドウG.thunbergii (G.Don) Griseb.(イラスト)などがある。 トウリンドウは根茎および根に苦味配糖体ゲンチオピクリンgentiopicrine,ゲンチアニンgentianineなどの苦味成分を含み,漢方では竜胆(りゆうたん)とよばれ,苦味健胃薬として用いられ,また他の生薬と配合して,解熱,肝炎,咽喉炎,中耳炎,高血圧,尿道炎などにも用いられる。…

※「フデリンドウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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