フライブルク(英語表記)Freiburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フライブルク
Freiburg

正式名称はフライブルクイムブライスガウ Freiburg im Breisgau。ドイツ南西部,バーデンウュルテンベルク州の都市。ライン地溝帯の南端近くに位置する。 1120年にツェーリンゲン公が自由交易市として建設し,都市権を与えたが,1368年にハプスブルク家領となり,以後しばしば領有の変更を経て,1806年にバーデン領となった。 13世紀には大聖堂の建築が始り,1457年にはアルブレヒト6世によりアルベルト・ルートウィヒ大学が創立され,シュワルツワルト地方の宗教,文教の中心となり,1827年には南西ドイツを管轄するカトリック大司教座もおかれた。現在は教育諸機関も増加,出版活動も盛んである。商業では木材とワインの取引,工業では家具,木工機械,紙などの製造業が中心。ドイツ有数のゴシック建築とされる司教座大聖堂,16世紀の市庁舎など,歴史的建造物が多く,観光業も盛ん。人口 22万1924(2010)。

フライブルク

フリブール」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

フライブルク(Freiburg)

フリブール

フライブルク(Freiburg)

ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の大学都市。正式名称はフライブルク‐イム‐ブライスガウ。シュバルツバルト山地西麓に位置し、観光拠点になっている。ワイン生産が盛んなほか、先進的な環境政策で世界的に知られる。

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百科事典マイペディアの解説

フライブルク

ドイツ南西部,バーデン・ビュルテンベルク州の学術・観光都市シュワルツワルト西麓,ドライザーム川に沿う。機械,化学,繊維,電機などの工業が行われ,木材,ブドウ酒の取引が盛ん。大学(1457年創立)がある。1120年創建,1368年―1805年の間,主としてハプスブルク家所領。第2次大戦で旧市街は破壊された。22万9100人(2011)。

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世界大百科事典 第2版の解説

フライブルク【Freiburg】

ドイツ南西部,バーデン・ビュルテンベルク州の都市。正称はFreiburg im Breisgau。人口19万8500(1995)。スイスに近い南シュワルツワルトを背にして上部ライン平原にのぞむ美しい都市で,歴史の古い大学(1457創立)や音楽大学によって日本にも知られる。経済面では19世紀以来繊維工業が発達し,またこの地方の物産(シュワルツワルトの酪農製品やカイザーシュトゥールのブドウ酒)の取引場所として地方経済に重要な役割を果たしている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フライブルク
ふらいぶるく
Freiburg im Breisgau

ドイツ南西部、バーデン・ウュルテンベルク州の都市。ニーダーザクセン州のフライブルク・アン・デア・エルベ、スイスのフリブールなど他の同名の都市と区別して、フライブルク・イム・ブライスガウという。人口20万5100(2000)。シュワルツワルト山地の西麓(せいろく)、ライン川支流ドライザーム川の扇状地上の標高278メートルに位置する。商業と地方行政の中心都市であるが、木材加工、家具、化学繊維、電気器具、酪製品などの工業も立地し、第二次世界大戦後は西方のライン低地への市街地拡大が著しい。西郊のカイザーシュトゥール火山(557メートル)斜面で栽培されるブドウを原料とするワインの取引も行われる。総合大学をはじめ、音楽大学、教育大学、造形芸術大学を有する大学都市でもある。また、後期ゴシック様式の尖塔(せんとう)をもつミュンスター教会には、1827年以来、上ライン地方の大司教座が置かれ、宗教都市ともなっている。シュワルツワルト山地観光の基点をなす。環境行政に力を入れており、「環境都市フライブルク」の別名がある。1980年代後半、環境定期券という制度を始めたことでも知られている。これは環境保全を目的に公共交通機関の利用を促進するために、日曜日や祭日に定期券を使用すると本人以外に大人1人と子供4人まで無料で同行できるなどのサービスが受けられるというもの。日本でも90年代後半から東京、神奈川などで導入されている。
 1120年ツェーリンガー家コンラート公による自由な建設都市(計画都市)を起源とし、1218年ハルラッハ伯領となるが、1368年以来、とくに1638年から1806年まではハプスブルク家の支配下にあって、その西方政策の拠点としての役割を果たした。[佐々木博・進藤牧郎]

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