コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

公共交通機関 コウキョウコウツウキカン

2件 の用語解説(公共交通機関の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

こうきょう‐こうつうきかん〔‐カウツウキクワン〕【公共交通機関】

一般の人々が共同で使用する交通機関。鉄道・バス・航空路・フェリーなど。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

公共交通機関
こうきょうこうつうきかん

運賃という対価の支払いによって、乗客や貨物の輸送を利用者にかわって行う交通機関のこと。自家用運送と区別され、コモン・キャリアcommon carrierともよばれる。一般に、バス、タクシー、鉄道、旅客船、内航・外航海運(一部)、航空(一部)などをさす。自家用自動車レンタカー自転車などの交通機関は公共交通機関に含まれない。また自らが使用する原材料を、自ら保有する運搬具(船舶など)で輸送する行為(インダストリアルキャリア)や、航空のプライベートジェットなども公共交通機関には含まれない。一方、貸切バスなどは不特定多数の乗客を運行ダイヤに従って随時乗降車させるものではないために、一般の印象と異なる点はあるものの、公共交通機関の範疇(はんちゅう)に含めるのが普通である。鉄道や航空におけるチャーター輸送も同様である。
 公共交通機関とは同義ではないが、イギリスにおいて慣習的に形成されてきた公共運送人の義務は、公共交通機関の特徴を表すものとなっている。公共運送人は、(1)運送引受け義務、(2)安全輸送の義務、(3)不当な差別的取り扱いの禁止、(4)公正妥当な運賃の設定、という義務を負う。ただ、これらの義務は交通における技術革新や社会環境の変化によって、その解釈が従前とは異なることがある。
 公共交通機関は公共運送人としての役割を果たさなくてはならないために、厳しい環境に置かれることが多い。たとえば、赤字の路線であっても即座にサービスの提供を取りやめることはできない。自家用車の普及によって公共交通機関の経営が厳しくなっている問題は、この代表的なものである。また、赤字を減らすために運賃を引き上げる必要があったとしても、政府による規制がある場合には、それが公正妥当なものであるかどうかなどをチェックされることがある。さらに公共交通機関の運賃値上げは社会的な影響が大きい。赤字路線を抱えた公共交通機関が、沿線の値上げ反対運動などもあって、容易に運賃を引き上げることができないという問題は、この代表的なものである。[竹内健蔵]
『斎藤峻彦著『交通市場政策の構造』(1991・中央経済社) ▽正司健一著『都市公共交通政策――民間供給と公的規制』(2001・千倉書房)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

公共交通機関の関連キーワード共同栓個室通し切符秣場民間共同電話合同庁舎催合うUターンラッシュ協業経営

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone

公共交通機関の関連情報