フランチャイズ・チェーン(英語表記)franchise chain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フランチャイズ・チェーン
franchise chain

ボランタリー・チェーン(任意連鎖店)と並ぶ販売の一形態。特色はチェーン主宰者(フランチャイザー)が絶対的な権限をもっていること。チェーン加盟店(フランチャイジー)はチェーン主宰者の支配を受けるが,本部に契約料と売り上げのなかから一定の手数料を支払えば,その代償として一定地域内の独占的販売権が与えられ,経営については,本部の全面的なバックアップを受けることができる。チェーン主宰者は,少ない資金で多店舗展開ができ,各店舗からロイヤルティが入るので本部の収益性は非常に高くなる。アメリカ合衆国で発達した商法で,日本でも増加した。サービス産業の経営ノーハウ知的財産権(知的所有権)はまねされやすく,保護する制度も不十分なため,このようなチェーン展開をすることによって企業成長を遂げ,収益を確保することができる。

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流通用語辞典の解説

フランチャイズ・チェーン【franchise chain】

特定の経営ノウハウをもつ本部が加盟店に対し、商品やサービス、店舗設計など経営全般のノウハウを含めた販売権を提供し、加盟店は定められた手数料を支払うというフランチャイズ・システムに従った小売形態をいう。フランチャイズ・チェーンの本部をフランチャイザー、加盟店をフランチャイジーという。

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百科事典マイペディアの解説

フランチャイズ・チェーン

主宰者(フランチャイザー)が加盟店(フランチャイジー)に対し,商標利用権,一定地域内の独占的販売権,経営指導等を提供し,その見返りに特約料を徴収するチェーン組織。南北戦争後のアメリカで登場し,日本では1970年代以降に急速に普及した。主宰者は限られた経営資源で事業拡大が可能となり,加盟店はノウハウの利用により出店が比較的容易になる,というメリットがある。米国ではサービス業が多いが,日本ではコンビニエンス・ストアやハンバーガー・ショップなど物販が多い。
→関連項目コンビニエンス・ストアチェーン・ストア

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世界大百科事典内のフランチャイズ・チェーンの言及

【チェーン・ストア】より

…連鎖店という訳語は今日ではあまり使われない。レギュラー・チェーンregular chainないしコーポレート・チェーンcorporate chainとボランタリー・チェーンvoluntary chain(VC)とに分けられるが,第2次大戦後にはフランチャイズ・チェーンfranchise chainないし契約チェーンと呼ばれる新しいチェーン・ストアも発展している。 レギュラー・チェーンは,強力な中央本部と多数の小売店舗を有する一企業体である。…

※「フランチャイズ・チェーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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