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ブラックプール
ぶらっくぷーる
Blackpool
イギリス、イングランド北西部にあるユニタリー・オーソリティーUnitary Authority(一層制地方自治体)の海岸保養都市。アイリッシュ海に面する。人口14万2284(2001)。18世紀ごろから海水浴場として開け、19世紀以降ランカシャー工業地帯の躍進に伴って夏や週末を過ごす家族連れの保養地として発展した。エッフェル塔を模した展望塔や初秋の大規模なイルミネーション、多くの遊技場や映画館などで観光客を誘致している。政党や各種団体の年次大会、全国会議の開催地としても知られる。
[井内 昇]
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ブラックプール
英国,イングランド西部,アイリッシュ海に臨むランカシャー州の都市。海浜保養都市として知られる。18世紀までは単なる夏季の海水浴場であったが,鉄道開通後,遊覧諸施設が整えられた。労働党の大会をはじめ各種の会議の開催地としても有名。14万2065人(2011)。
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ブラックプール【Blackpool】
イギリス,イングランド北西部,ランカシャー西部にある保養都市。人口15万4000(1993)。アイリッシュ海に臨み,遊歩道,スポーツ・娯楽施設,会議場がある代表的な海岸保養地で,エッフェル塔をモデルにした高さ159mの鉄塔もある。このほか航空機,食品などの工業もみられる。18世紀までは夏季だけの海水浴場であったが,1788年にこの地を訪れたハットンWilliam Huttonが海水浴による健康法のためのリゾート地として紹介してから有名になり,ランカシャー工業地域の発展,1846年の鉄道開通を背景に北西イングランド最大の保養地へと成長し,毎年労働者とその家族を中心に多数の観光客が訪れる。
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