ブレーマーハーフェン(英語表記)Bremerhaven

改訂新版 世界大百科事典 「ブレーマーハーフェン」の意味・わかりやすい解説

ブレーマーハーフェン
Bremerhaven

ドイツ北西部,ブレーメン州の海港都市。ウェーザー川の河口右岸に位置人口12万2735(1999)。1827年にブレーメン外港として築港。47年アメリカと結ぶ最初の定期航路開設,多数の海外移民を送りだす。また有数漁港として知られた。第2次大戦で市街の約50%が破壊されたが復興。300mのコロンブス埠頭のほか,1964年に近代的な鉱石専用埠頭を備え,造船業水産加工業も盛ん。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブレーマーハーフェン」の意味・わかりやすい解説

ブレーマーハーフェン
Bremerhaven

ドイツ北西部,ウェーザー川河口東岸にある港湾都市。 1947年以降ブレーメン市とともにブレーメン州を構成する。ブレーメンの北約 65kmにあり,1827年ブレーメン市長シュミットによって同市の外港として築造され,1947年周辺の2都市を吸収。アメリカや極東方面への外洋巨船が発着するコロンブス埠頭および停車場が有名。産業では漁業水産加工造船発達。同国最大の漁港であり,トロール船基地として知られる。人口 11万4031(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ブレーマーハーフェン」の意味・わかりやすい解説

ブレーマーハーフェン

ドイツ北部,ブレーメンの北約50km,ウェーザー川河口の港湾都市。漁業の中心地で,造船,漁具製造,水産加工などが行われる。商船学校海洋研究所がある。11万3000人(2011)。
→関連項目ウェーザー[川]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のブレーマーハーフェンの言及

【ウェーザー[川]】より

…ウェーザー川はその合流点から曲流しながらウェーザー山地の低い丘陵地を北および北西へ向かって流れ,ポルタ・ウェストファリカ(ウェストファーレンの門)でウィーエン山地を横切って,北ドイツ平野に出る。ここからは旧期氷堆石地域のゲーストと呼ばれるやせ地を北流あるいは北西流し,ブレーマーハーフェンで北海に注ぐ。ハノーファーシュ・ミュンデンまでの全域にわたって航行可能。…

【ブレーメン】より

…ドイツ北西部の都市。約65km下流の外港ブレーマーハーフェンとともにブレーメン州をなす。人口54万9000(1995)。…

※「ブレーマーハーフェン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android